7713「スーツと組曲」

2020 . 9 . 30

7713

 

大学時代のグリークラブの友人が、フェイスブックでほぼ毎日「おすすめの曲」を紹介してくれます。先日はチャイコフスキー作曲の、

「くるみ割り人形」

を紹介してくれました。有名な曲ですね。そのジャケットの写真を見ていたら、曲名が英語で書かれていました。

「Nutcracker Suite」

「くるみ割り人形」は英語で「Nutcracker Suite(ナット クラッカー)」か。「人形」は別として「くるみ割り」は直訳だな。そして、その後ろの単語にも目が留まりました。

「Suite」

あ、そうかこれは、

「組曲」

ということだな。そして、男性ビジネスマンの仕事用の洋服、

「スーツ(Suites)」

とも同じ単語だ。また、ホテルの、

「スイートルーム(Suiteroom)」

の「スイート」とも同じ単語です。

日本語の訳語だけを見ていると、一見

「組曲」「洋服のスーツ」「ホテルのスイートルーム」

には何の「つながり」も無いように見えますが、

「ひとつながりの・ひとつづきの」

という意味が共通なのですね!

そういえば、「婦人服」の「女性のビジネス用の服のブランド」で、

「組曲」

と名付けられたブランドがありましたが、あれは英語で言えば、

「スーツ」

になるので、そこが「掛け言葉」になっていたのか!

「なんで『組曲』なんだろう?」

って、いつもお店の前を通るたびに思っていたのです。なんか「音楽の感じ」が良いな、とは思っていましたが。謎が解けた。勉強になりました!

 

(2020、9、30)