2010年7月30日に、
「標高と海抜の違いは?」
という疑問をメモしたのですが、そのまま、ほったらかしになっていました。
以来、知らぬ間に「10年もの月日」が・・・まあ知らなくても、特に支障はなかったわけですが、たまたま、
「諸島と群島の違い」
を調べるために「国土地理院のサイト」の「よくある質問」のコーナーを見たところ、なんと、「標高と海抜の違い」について記されているではありませんか!
https://www.gsi.go.jp/kohokocho/FAQ2.html#Q2.1
引き写してみますね。
Q2.1:「標高」と「海抜」の違いは何ですか?
A2.1:高さの表現には「標高」と「海抜」があります.
日本の土地の測量(地図)での高さは「標高」で表し、東京湾平均海面(1873年から1879年の平均潮位)を基準(標高0m)として測っています。
「海抜」は、本来は近傍の海からの高さで表しますが,一般には「標高と同じように」使われています。
平均海面は、地形や海流などの関係で場所によって異なります。
日本周辺では、東京湾の平均海面を基準にすると、東北・北陸・山陰・九州地方の日本海側が高く、北海道・東北・関東地方の太平洋側が低くなっていますが、日本の高さの基準としては、離島(りとう)などの特別な場合のほかは、「東京湾における平均海面を基準として高さを表す」ことが定められています。
うん?分かりましたか、皆さん?
*「標高」=東京湾の平均海面を基準(つまり「ゼロメートル」)として図る。
*「海抜」=本来は「近傍の海からの高さ」で表すが、一般には「標高と同じように」使われている。
ということで、まあ、
「同じ」
と考えて良さそうです。だから、何も問題が起きなかったのですね、この10年。
でも一応、基本は知っておきましょう。


