7691「ノーノー」

2020 . 9 . 7

7691

 

8月15日、ヤクルト・スワローズの小川泰弘投手(30)が、横浜DeNAベイスターズ戦で、

「ノーヒットノーラン」

を達成しました。試合は、ヤクルトが9対0で勝ちました。

この「ノーヒットノーラン」のことを最近、

「ノーノー」

と略す表記を、時々見かけます。今回、各新聞はどうだったか?

試合の翌日8月16日付の「見出し」を見ると、

(読売)小川 ノーヒットノーラン

(朝日)小川 無安打無得点

(毎日)小川 無安打無得点

(産経)小川 無安打無得点

(日経)小川 無安打無得点

ということで、「読売新聞」が「ノーヒットノーラン」を使っている以外は見事に

「無安打無得点」

という「漢字6文字」でした。「ノーヒットノーラン」は「9文字」なので、「無安打無得点」のほうが「3文字少ない」ので、見出しには好都合なのでしょうね。でも「ノーノー」だと「4文字」しかないので「見出しにはもってこい」なのですが、一般紙のスポーツ面では使っていませんでした。

「スポーツ紙」も見ましょう。

(サンスポ)ノー(ヒット)ノー(ラン)  ※( )内は小さな文字

(デイリー)ノー(ヒット)ノー(ラン)  ※( )内は小さな文字

(スポニチ)ノーヒッター

(スポーツ報知)ノーヒット ノーラン

ということで、「サンスポ」と「デイリー」が、

「ノーノー」

に見えるようなデザインの見出しでした。「スポニチ」は、一般紙には見られなかった、

「ノーヒッター」

という表記でした。これだと「6文字」です。「無安打無得点」と文字数は同じです。

あ、「日刊スポーツ」を調べるの忘れた!「日刊スポーツ」はネット記事で、

『西武高橋光成4勝目、ノーノー途切れ「ショック」』(9月1日21時38分)

というがありましたから「ノーノー」、使っていますね。

また、「スポニチ」のネットニューも、

「さすがショートスターター“申し子”だ!日本ハム 加藤5回ノーノーから0封リレーで快勝」(9月4日午前5:30)

と「ノーノー」を使っていましたから、たぶんスポーツ紙が「ノーノーの出元」かな?

Google検索では(9月4日)、

「ノーノー」=181万件

「ノーノー、ノーヒットノーラン」=37万7000件

でした。

 

(2020、9、4)