モーリシャスでのタンカーの座礁事故で、真っ二つに割れた船体の写真が公開されました。
巨大な船体のへさきだけが漂っています。そのちかくに、まるで、
「大きさを比較するための『たばこの箱』」
のような小さな船が写っています。私はこれを、
「タグボート」
かと思ったのですが、フェイスブックで知り合いが、
「もっと小さなゴムボートのようなものではないか?」
「『ゾディアックボート』ではないか?」
と教えてくれました。恥ずかしながらこの、
「ゾディアックボート」
というものを、私は知りませんでした。調べてみると、もともとは、
「ゾディアック社の商品名」
で、
「上陸用舟艇のような、エンジンの付いたゴムボート」
のことをそう呼ぶそうです。そのぐらいの大きさに見えました。
ウィキペディアで「ゾディアックボート」を引いたら、
「救難や、沖合に停泊する艦船からの特殊部隊の揚陸や水域に面する敵の軍事拠点などへの破壊工作などの軍用などにも使用される。特に船底を硬質素材とした複合艇(RHIB)は、単純なゴムボートに比して岩礁などでの傷にも強く、荒波に耐え高速を発揮するなど、世間一般のゴムボートのイメージとはかけ離れた高い能力を持つが、その分高価でもある。」
とありました。そして、
「ゾディアックボートは1939年にフランス軍に軍用ボートとして採用されてから現在に至るまで、世界各国の軍隊・政府機関に利用されているほか、各種レジャーなどに幅広く利用されている。」
ということで、もう80年以上の歴史があるのですね。
でも、これって「特定商品名」だよなあ。一般名詞で言うなら、
「エンジン付きゴムボート」
「上陸用ゴムボート」
とかになるんですかね?まあ、それで構わないけど。
(2020、8、31)


