7653「蝉時雨」

2020 . 8 . 14

7653

 

朝、通勤途中、降りしきる「蝉時雨」の中で疑問が生じました。

 

「なぜ、セミの鳴き声という『音』を『時雨』と呼ぶのか?」

 

すぐに答えが出ました。

「時雨」は、降ったりやんだりする。あるいは強く降ったり弱く降ったりする。

「蝉の鳴き声」も強弱があるから、そこが似ているからはないか?

 

クレッシェンド・デクレッシェンド。

というか、「アクセント」が付いているような鳴き方ですよね。だから、

「カタカナで表記しにくい」

んですよね、蝉、特に「クマゼミ」の鳴き声は。

「ミンミンゼミ」=「ミンミン」

「ヒグラシ」=「カナカナカナ」

は分かりやすいですが、「アブラゼミ」と「クマゼミ」はわかりにくい。

わからないと「雑音」に聞こえるから、より「うるさく感じる」のではないでしょうか?

あと、「濡れる」(=時雨)のも「うるさい」(=蝉)も、

「うっとうしい」

という共通点がありますね。

 

(2020、8、14)