朝、通勤途中、降りしきる「蝉時雨」の中で疑問が生じました。
「なぜ、セミの鳴き声という『音』を『時雨』と呼ぶのか?」
すぐに答えが出ました。
「時雨」は、降ったりやんだりする。あるいは強く降ったり弱く降ったりする。
「蝉の鳴き声」も強弱があるから、そこが似ているからはないか?
クレッシェンド・デクレッシェンド。
というか、「アクセント」が付いているような鳴き方ですよね。だから、
「カタカナで表記しにくい」
んですよね、蝉、特に「クマゼミ」の鳴き声は。
「ミンミンゼミ」=「ミンミン」
「ヒグラシ」=「カナカナカナ」
は分かりやすいですが、「アブラゼミ」と「クマゼミ」はわかりにくい。
わからないと「雑音」に聞こえるから、より「うるさく感じる」のではないでしょうか?
あと、「濡れる」(=時雨)のも「うるさい」(=蝉)も、
「うっとうしい」
という共通点がありますね。
(2020、8、14)


