7678「サボテンとシャボン」

2020 . 8 . 28

7678

 

友人とのフェイスブックのやり取りの中で、

「伊豆シャボテン公園」

という名前の公園が出て来ました。この、

「シャボテン」

というのは、普通は、

「サボテン」

と言いますよね。あれ?「サ」と「シャ」が「両方ある外来語」としては、

「シャボン」

がありますね。「シャボン玉」の「シャボン」です。これも、

「サボン」

という形がありますよね。意味は、

「石けん」

です。たしか、

「ポルトガル語」

だったのでは?

そう言えば「サボテン」と言えば「メキシコ」。でもメキシコで使われているのは、

「スペイン語」

ですよね。「サボテン」「シャボテン」は、一体「何語」なんでしょうか?

調べてみたら、

「16世紀に、南蛮の宣教師が植物の『サボテン』を持ち込み、衣服や布の汚れを拭き取ったり洗ったりするのに、サボテンの樹液を『シャボン(石けん)』のように使ったことから、植物の『サボテン』のことを、『シャボン体(しゃぼんてい)』と呼んだ。」

と。それが「サボテン」の語源になったというのです。

つまり「石けん」の「シャボン」が先なのか!

『広辞苑』も、ポルトガル語の「シャボン」に「手」が付いて、

「仙人掌(サボテン)」

という表記になったと記しています。

「シャボン」は、以前「ポルトガル語由来」と言われていましたが、最近は「スペイン語由来」と言われているそうです。

なんか、みんな、繋がっているなあ。

 

(2020、8、28)