「一抹の不安」
という言葉が原稿に出て来て、よく似た感じの、全く別の言葉を思い浮かべました。
それは、
「一縷の望み」
という言葉です。これは、つながりは、あるのか?ないのか?
「一抹」「一縷」
「不安」「望み」
の組み合わせを逆にして、
「一抹の望み」「一縷の不安」
とは、なぜ言わないのでしょうか?
これは「一抹」の「抹」、「一縷」の「縷」の意味がわかれば、解決しますね。調べてみましょう。こういうときは、「漢和辞典」だな。
*「抹」=さっと過ぎる
*「縷」=糸の様に細く長いもの。
ということで、「一抹の不安」は、
「さっと通り過ぎる・よぎるもの」
で、一方「一縷の望み」は、
「確率は低いが、完全には途切れずに続いている実現の可能性」
ということのようですね。これだと、入れ替えることはできませんね。
今後は私も、「一抹の不安」を抱えつつも「一縷の望み」にすがっていくこととしましょう・・・・何が?
(2020、8、26)


