7673「一抹の不安と一縷の望み」

2020 . 8 . 26

7673

 

「一抹の不安」

という言葉が原稿に出て来て、よく似た感じの、全く別の言葉を思い浮かべました。

それは、

「一縷の望み」

という言葉です。これは、つながりは、あるのか?ないのか?

「一抹」「一縷」

「不安」「望み」

の組み合わせを逆にして、

「一抹の望み」「一縷の不安」

とは、なぜ言わないのでしょうか?

これは「一抹」の「抹」、「一縷」の「縷」の意味がわかれば、解決しますね。調べてみましょう。こういうときは、「漢和辞典」だな。

*「抹」=さっと過ぎる

*「縷」=糸の様に細く長いもの。

ということで、「一抹の不安」は、

「さっと通り過ぎる・よぎるもの」

で、一方「一縷の望み」は、

「確率は低いが、完全には途切れずに続いている実現の可能性」

ということのようですね。これだと、入れ替えることはできませんね。

今後は私も、「一抹の不安」を抱えつつも「一縷の望み」にすがっていくこととしましょう・・・・何が?

 

(2020、8、26)