8月21日、アメリカの医薬品会社、
「ジョンソン・エンド・ジョンソン」
が、新型コロナウイルスのワクチンの臨床試験の最終段階に入ったというニュースをしていました。それを聞いて、
「あれ?『エンド』なの?『アンド』じゃないの?」
しかし、テロップも、
「エンド」
と出ていました。調べたらこの会社はやはり「エンド」が正しいのですね。
でも、日本語でカタカナで書く場合、「&」=「and」は、
「アンド」
なのではないでしょうか?
洗剤など生活用品のメーカー「P&G」は、
「プロクター・アンド・ギャンブル」
ということで、こちらは、
「アンド」
でした。普通はそうなんと違うかなあ。
「and」を「エンド」と言うのは野球の、
「ヒット・エンド・ラン」「ワン・エンド・ワン」(などのカウント)
ぐらいではないでしょうか?昔は「ワン・エンド・ワン」など「ワン・エンド」を「リエゾン」して、
「ワン・ネンド・ワン」
というように「年度」「粘土」のように発音するベテランのスポーツアナウンサーがいましたが、最近はあまり耳にしませんね。
日本語(カタカナ)で「エンド」と言うと、
「ハッピーエンド」「ジ・エンド」「エンドライン」
のように「終わり」の意味の、
「end」
を思い浮かべてしまいます。まあ、英語の発音は、
「『ア』と『エ』の中間の音」
なのでしょう。でも「中間の音」を記す日本語の表記法がないので、「どちらか」にしないとしょうがないということなのでしょうけど。
でも、一旦「ア」か「エ」にしてしまうと、例えば、
「安藤さんと遠藤さん」
が全く違うように「同じものではなくなってしまいます」よね。
「固有名詞」はそれに従うしかないのですが、外資系企業が増えて来たので、今後「&」が「アンド」か?「エンド」か?を知っておいたほうが良いだろうということで、「ワンキャリア」というサイトで、
https://www.onecareer.jp/articles/652
「外資系企業71社ランキング!エリートで忙しいイメージのある外資系企業を一覧でまとめてみた【21卒向け】」
という特集で紹介されている「外資系企業」の中から「アンド」「エンド」の付く企業をピックアップしました。カタカナで書かれていたのは、
【アンド】=3社
マッキンゼー・アンド・カンパニー
ベイン・アンド・カンパニー
EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング
【エンド】=1社
ジョンソン・エンド・ジョンソン
でした。
(追記)
テレビを見ていたら、歯磨きのコマーシャルで、
「ホワイト&ホワイト」
が出て来ました。これは、
「アンド」
と発音していました。「ライオン」の製品です。つい、
「歯磨き粉」
って言っちゃうなあ・・・。「粉」じゃないのに。
(2020、10、9)


