7611「セルリー」

2020 . 7 . 30

7611

 

テレビを見ていたら「野菜」の番組をしていました。(そんな番組、あるんだ!)

その中で、こんなことを言っていました。

「長野県原村では『セロリ』のことを『セルリー』と呼ぶ」

訛っているだけかと思ったら、違うみたいです。

ネット検索してみると、JA長野のサイトに、

https://www.iijan.or.jp/oishii/products/vegetable/post-2371.php

「長野県では、アスパラガス、レタスに続いて、セルリーの出荷も始まっています。『・・・ん!?セルリー?』と思われた方、そう、セロリのことです。県内のセロリ栽培には100年以上の歴史があるといわれていますが、セロリが入って来た当時から生産者はフランス語なまりで『セルリー』と呼んでいるんです。」

訛りは訛りでも、

「フランス語訛り」

だったのですね!「野菜情報サイト・野菜ナビ」には、

https://www.yasainavi.com/zukan/celery.htm

「セロリは『セルリー』や『セルリ』『セロリー』とも表記され、和名は『オランダ三つ葉』といいます。」

とありました。

国語辞典を引くと、『三省堂国語辞典』『広辞苑』でも「セルリー」は「空見出し」で載っていました。

『明鏡国語辞典』『新明解国語辞典』には「セロリ」しか載っていませんでしたが、『旺文社標準国語辞典』は「セロリ」の説明文の中に「セルリー」も記されていました。

ヤフー検索では(7月30日)、

「セロリ」 =1170万0000件

「セルリー」=  21万2000件

でした。

 

(2020、7、30)