7600「下呂・中呂・上呂」

2020 . 7 . 24

7600

 

 

先日の豪雨災害の被害に遭った、

「岐阜県下呂市」

お見舞い申し上げます。

「下呂」=「げろ」

と読みますね。「下呂温泉」は有名です。

以前から、なんで「げろ」なんだろう?と思っていたのですが、今回の豪雨災害に遭った地域の地名の一つに、

「中呂」

という所があるのに気づきました。

「ちゅうろ」

と読みます。ということは、もしかして

「上呂」

もあるのではないか?と調べたら、ありました!

地元の人にとっては何の不思議もないことでしょうが、「下呂温泉」しか知らない者としては、これは発見でした。

つまり「呂」という地域に流れる川の上流から順に、

「上呂・中呂・下呂」

なのかもしれませんね!ネット検索すると、

「歴史の旅人celaのブログ」

https://ameblo.jp/celadom/entry-10911794321.html

というブログがあって、そこには、

『東山道飛騨支路の駅家である、上留駅(かみとまり)と下留駅(しもとまり)から変化して来たもので、上呂は「かみとまり」が音読みとなり「じょうる」そして「じょうろ」となり、「しもとまり」がこれも音読みになって「げる」それから「げろ」となったようです。中呂はこれらの間であとからついた地名と思われます。』

と記されていました。また、「飛彈地名考~じょうろ、ちゅうろ、げろ」というサイトでは、

http://www.ctk.ne.jp/~yamamoto/hida_dialect/chimei/joro.html

『ネット情報 http://www.jtb.co.jp/kokunai/onsen/gero下呂の由来を信ずる限りは古代から、上呂・中呂・下呂の名前があったのであろうし、また三者共にかみ・なか・しもの留まり駅が語源なのでしょうね。下の留駅が下呂になった事に引きずられて上留・中留という言葉を経て上呂・中呂になったという事でしょうか。あり得ない話でもなさそうですね。因みに上呂は萩原の少し川上、中呂は少し川下です。つまり上流から下流へ上呂、中呂、下呂は等間隔位地です。』

とありました。この地域の、一日も早い復旧・復興を祈ります!

(2020、7、24)