このところ、藤井聡太棋聖の活躍で、「ミヤネ屋」でも「将棋」を取り上げることが多いのですが、はっきり言って、スタッフもあまり詳しくありません。私も子どもの頃、小学校かせいぜい中学校まで、やっていたぐらいです。だから注意してチェックしています。
先日もチェックしていたら、こんなテロップが出て来ました。
「7八馬」
盤の中の駒の位置を知らせる「数字」の順番は、
「洋数字(7)」「漢数字(八)」
でいいのですが、その後の、
「駒の名前の表記」
が気になりました。だって、
「馬」
って、ないですよね、将棋の駒に。「馬」の字がある名前は、
「桂馬」
ですが、「桂馬」ならば、
「桂」
になるはずです。一緒にチェックしている元・読売新聞Hさんが調べてくれたところによると、実は、
「馬」
というのは、
「『角』が相手陣内に入って、裏返った際になるもの(成角)」
だそうです。あるんだ、「馬」。
でも、相手陣地には入っていません。自分の陣地で「桂馬」が「王」の横に上がっただけです。だからこれは、
「7八桂」
ですね。間違いを直せてよかった・・・と思ってよく盤を確認したら、そもそも、
「盤の番号が間違っていた」
のです・・・「7八桂」ではなく、
「7七桂」
だったのです。何ということ!
それで結局解説の人が「けいま」と言っていたので、表記もわかりやすく「桂馬」にして、
「7七桂馬」
と表記しました。
(2020、7、28)


