7608「7八馬」

2020 . 7 . 28

7608

 

このところ、藤井聡太棋聖の活躍で、「ミヤネ屋」でも「将棋」を取り上げることが多いのですが、はっきり言って、スタッフもあまり詳しくありません。私も子どもの頃、小学校かせいぜい中学校まで、やっていたぐらいです。だから注意してチェックしています。

先日もチェックしていたら、こんなテロップが出て来ました。

「7八馬」

盤の中の駒の位置を知らせる「数字」の順番は、

「洋数字(7)」「漢数字(八)」

でいいのですが、その後の、

「駒の名前の表記」

が気になりました。だって、

「馬」

って、ないですよね、将棋の駒に。「馬」の字がある名前は、

「桂馬」

ですが、「桂馬」ならば、

「桂」

になるはずです。一緒にチェックしている元・読売新聞Hさんが調べてくれたところによると、実は、

「馬」

というのは、

「『角』が相手陣内に入って、裏返った際になるもの(成角)」

だそうです。あるんだ、「馬」。

でも、相手陣地には入っていません。自分の陣地で「桂馬」が「王」の横に上がっただけです。だからこれは、

「7八桂」

ですね。間違いを直せてよかった・・・と思ってよく盤を確認したら、そもそも、

「盤の番号が間違っていた」

のです・・・「7八桂」ではなく、

「7七桂」

だったのです。何ということ!

それで結局解説の人が「けいま」と言っていたので、表記もわかりやすく「桂馬」にして、

「7七桂馬」

と表記しました。

 

(2020、7、28)