7月23日配信のCNNの日本語記事をネットで見ていたら、オーストラリアのカンタス航空の「ボーイング747型機」が引退するというニュースが載っていました。その中に、こんな文章が。
「水敬礼を受けてシドニーを離陸した同機は」
この、
「水敬礼」
が初めて見た言葉でした。『広辞苑』『三省堂国語辞典』にも載っていません。
ネット検索でも出て来ません。唯一、
「マニラ首都圏ケソン市第3地区消防隊のメンバーは、今朝早くにケソン市の病院を廻って、医療従事者とCOVID-19パンデミックと戦っている他のフロントライナーに『水の敬礼』を与え」
という文章が出てきました。
「歓迎放水」
のようなものでしょうか?
もしかしたら「英語の直訳」か?と思って、
「水」=ウォーター 「敬礼」=?
調べたら、
「敬礼(迎える)」=「サルート」
でした。「サルート」と言うと、スコッチウイスキーの、
「ロイヤルサルート」
を思い出しますね、青い陶器の瓶の。そこで、
「ウォーターサルート」
で検索したら、案の定、中部国際空港(セントレア)のサイトで、
「ウォーターサルート」
が出て来ました!それによると、
「消防車が水のアーチで航空機を迎える儀式」
のことを「ウォーターサルート」と言うそうで、
「航空機やパイロットに対するリスペクト・歓迎の意を示すために行うもの」
だそうです。古くは「船舶」が港に入港する際に歓迎の意を表するため、消防船から放水を行っていた慣習にならって、「航空機の初便」でも行われるようになったそうです。
グーグル検索では(7月24日)
「水敬礼」 =4550件
「ウォーターサルート」= 719件
しかありませんでした。
「初便」のみならず、「最終フライト」でも行われたということなんでしょうね、「敬意を表して」。
ボン・ボヤージュ!!
お疲れさまでした、ジャンボ!


