7月8日、昨夜来の豪雨で、岐阜県の飛騨川系統の川が氾濫しました。その、
「飛騨川」
の「騨」を「ミヤネ屋」では、新字体で「つくり」も上の部分が「ツ」の、
「騨」
にしたのですが、実は元は旧字体で「つくり」の上の部分が「口」2つの
「彈」
なんですね。
この日(7月8日)の「読売・朝日・毎日・産経・日経」の各新聞の夕刊では、なんと全ての新聞が、
「飛彈川」
と旧字体の「口」2つの「彈」でした。
これにはちょっと、ビックリしました。
テレビのニュース、地上波は見逃したので、ネットで地上波ニュース放送をUPしているものを見たら、なんと確認できた民放4社(日テレ・TBS・テレビ朝日・フジ)は全て、「ツ」のほうの新字体の、
「騨」
だったのです。
NHKは、動画は確認できませんでしたが、サイトの原稿ではやはり「ツ」の新字体の、
「騨」
でした。「新聞」と「テレビ」で、これだけハッキリ分かれるのも面白いですね。
なお、実際の「飛騨」関連の団体のネット上の表記は、
*「ツ」の「騨」
「飛騨高山観光公式サイト」「飛騨市公式観光サイト飛騨の旅」「飛騨経済新聞」「一般社団法人飛騨市観光協会」「飛騨亭花扇(旅館)」「JR東海飛騨路フリーキップ」「飛騨大鍾乳洞」「高山市公式観光サイト(飛騨高山)」「奥飛騨ガーデンホテル焼岳」
*「口」2つの「彈」
「飛彈市公式ウェブサイト」「飛彈民俗村飛彈の里」「飛彈金山」「飛彈萩原」「飛彈小坂」「飛彈宮田」「飛彈国府」「飛彈古川」(JR東海駅名)
うーむ。意識しているところと、気にしていないところと、両方あるな。
たとえば、家具の、
「飛騨産業」
という会社のHPを見ると「会社情報」では、
「飛騨産業」
と「ツ」で書いてあるのに、「商品紹介」や「通販サイト」では、
「飛彈産業」
で「口2つ」になっている。
もうこうなると「彈」は「ロゴ」と考えた方がいいのではないかと。
また、今回の豪雨関連では、鹿児島の、
「薩摩川内(さつませんだい)市」
の、
「薩」
の字の右側の、
「産」
の上の部分の、
「立」
が、「縦棒2本が並行している」か「クロスして『×』になっているか」の違いがありますが、「薩摩川内市」のサイトを見ると、見出しは普通の、
「立」
で、「縦棒2本が並行している」のですが、そのサイト内をいくつか見ると、
「×」
の字も使われていて、どうやら、
「フォントによって字体が変わっている」
ようなのです。
フォントに困ります。いや、本当に困ります!


