先日の「ミヤネ屋」のフリップをチェックしていたら、こんな表現が出て来ました。
「区市町村」
えー、それは順番が違うだろう、どう考えても、
「市区町村」
だろうと、そのように直したのですが、その後、「東京都」では公的には、
「区市町村」
としていると知りました。つまり「東京都」においては「特別区」である、
「東京23区」
のほうが、いわゆる、
「東京都下の市」
よりも「優位」である、ということのようです。東京都には、
「26市3町1村」からなる「多摩地域」と、
「2町7村」からなる「島しょ部」があります。
一般の都市では「区」は「政令指定都市」である「市」の下部組織なので、
「市区町村」
ですが、東京都は違うと。この区別は必要なのでしょうか?
「大阪市」も、もし「大阪都」になって「大阪市」がなくなり「4つの区」になってしまったら、「大阪府」における呼び方の順番は、
「区市町村」
と呼ばれるようになるのか?うーん、なじめんなあ。
「区市町村」で検索したら、トップに出て来たのが「政治山」というサイトで、2016年7月26日に、上村(うえむら)吉弘さんという人が、
「区市町村と市区町村、呼び方の違いは都政の習熟度か」
というタイトルで、正にこの問題を取り上げていました。
https://seijiyama.jp/article/news/nws20160726.html
それによると、憲法や地方自治法、地方公務員法では「区と市、町、村」を、
「地方公共団体」
と名付けていて、これは「法律用語」、一般に使われる、
「地方自治体」
とほぼ同義だと。また、別のサイトでは、
「一般的には『市区町村』と言う」
と書かれていました。いろんな呼び方があるのですね。
(2020、7、14)


