「水泡(すいほう)に帰す」
という言葉があります。これ、変換ミスで「水泡」が、
「水疱」
になっていることがありますが、気付きにくいです。
「水泡に帰す」は簡単に言うと、
「水の泡になる」
ということですね。消えてなくなる‥‥溶けてなくなると。
同じような意味で、
「灰燼(かいじん)に帰す」
という言葉があります。これは、
「灰になる」
という意味です。つまり、
「どういう形になって役に立たなくなるか、消えてしまうか」
が、この言葉の違いですが、「水泡」は「比ゆ的」に使われますが、「灰燼」は、
「実際に灰になる=燃えてなくなる」
ので、「比ゆ的ではない」というところが違うと言えるのではないでしょうか?
(2020、7、31)


