7月9日の「ミヤネ屋」で、将棋の藤井聡太七段の「王位戦」について放送しました。そのテロップと原稿をチェックしていたら、こんな表現が出て来ました。
「悲願の初タイトル獲得へ」
これは、明らかにおかしい!!(まだ「棋聖」のタイトルを取る前です。)
だって「17歳」ですよ。「タイトル初挑戦」(「棋聖」のタイトルにも挑戦していましたが。)ですよ。正に若武者・藤井聡太七段に、
「悲願」
は、似合わない。これが
「47歳の木村王位」
であれば、
「悲願の初タイトル」
が似合うと思います。「悲願の」は、言う間でもなく、
「何度も何度も挑戦して、長い時間をかけて、ようやく手が届く」
というのでなければなりません。そこで、
「最年少初タイトル獲得へ」
と直しました。妥当な表現だと思います。
(2020、7、28)


