7544「医王山(ぜん)」

2020 . 6 . 26

7544

 

 

きょう(6月26日)お昼の「ストレイトニュース」で出て来た石川県の、

「医王山」

という山。この読み方は、

「いおうぜん」

と読むようです。

「石川・金沢市と富山・南砺市にまたがる標高939mの山」

なんだそうです。

「山」と書いて「せん」「ぜん」と読む山は少ないですが、時々あります。

西日本の有名どころでは、

・「大山(だいせん)」(鳥取)

・「蒜山(ひるぜん)」(岡山・鳥取)

・「氷ノ山(ひょうのせん)」(兵庫・鳥取)

などがありますね。あれ?全部、

「鳥取県」

にある山だな。あ、もしかしたら、

「仏教伝来」

のルートが、朝鮮半島から日本海を経て「鳥取県側」にまず伝わって、そこで見えた高い山が、「山岳仏教(密教)」との関わりで、

「〇〇山(せん・ぜん)」

と名付けられたのではないか?

実在する「〇〇山(せん・ぜん)」という名前の山は、

「日本海側に多い」

のではないでしょうか?この辺は、網野善彦さんの本を読んだら出て来るかも。

「平成ことば事情0164山(せん)」に、実は20年前に書いていました。

お読みください。

 

(2020、6、26)