7500「『スカイツリー』と『東京タワー』」

2020 . 6 . 2

7500

 

「東京スカイツリー」

が正式名称なのに、みんな略して、

「スカイツリー」

と言います。テロップの発注でも「東京」を省略して「スカイツリー」と書いてきます。本当は地名と併せると、

「東京・東京スカイツリー」

となるけれど「東京」が2回重なるから、最初の「東京・」は省略して

「東京スカイツリー」

と書けばいいのに、

「東京・スカイツリー」

と書いてくるディレクターが多いのです。その度に「・」を外して、

「東京スカイツリー」

に直しています。ここで不思議なのは、

「東京タワー」

の場合は、誰も「東京」を略して、

「タワー」

とは言わないし、

「東京・タワー」

とも書かないということです。

理由を考えてみました。

まあ、皆さんも想像がつく通り、「東京スカイツリー」の「スカイツリー」は、「スカイ」「ツリー」の2語がくっついており「6拍」もあります。つまり、長い

一方の「東京タワー」の「タワー」は「1語」で「3拍」と、

「『スカイツリー』の半分の長さ」

です。「カタカナ3拍」ぐらいのもので「1語」だと、その上に付いた「東京」は略さないのか。でも、

「東京ドーム」

「ドーム」は「1語」で「3拍」だけど、

「ドームに試合、見に行く」というように略すよね。何でかなあ・・・。

(2020、6、2)