「東京スカイツリー」
が正式名称なのに、みんな略して、
「スカイツリー」
と言います。テロップの発注でも「東京」を省略して「スカイツリー」と書いてきます。本当は地名と併せると、
「東京・東京スカイツリー」
となるけれど「東京」が2回重なるから、最初の「東京・」は省略して
「東京スカイツリー」
と書けばいいのに、
「東京・スカイツリー」
と書いてくるディレクターが多いのです。その度に「・」を外して、
「東京スカイツリー」
に直しています。ここで不思議なのは、
「東京タワー」
の場合は、誰も「東京」を略して、
「タワー」
とは言わないし、
「東京・タワー」
とも書かないということです。
理由を考えてみました。
まあ、皆さんも想像がつく通り、「東京スカイツリー」の「スカイツリー」は、「スカイ」と「ツリー」の2語がくっついており「6拍」もあります。つまり、長い。
一方の「東京タワー」の「タワー」は「1語」で「3拍」と、
「『スカイツリー』の半分の長さ」
です。「カタカナ3拍」ぐらいのもので「1語」だと、その上に付いた「東京」は略さないのか。でも、
「東京ドーム」
の「ドーム」は「1語」で「3拍」だけど、
「ドームに試合、見に行く」というように略すよね。何でかなあ・・・。
(2020、6、2)


