7530「柔らかいと軟らかい」

2020 . 6 . 17

7530

 

「やわらかい」

という言葉を漢字で書くと

「柔らかい」「軟らかい」

「2通り」ありますが、使い分けが結構、難しいです。

『新聞用語集2007年版』をみると、

*「柔らかい」=(剛の対語)身のこなしが柔らかい、物柔らかな態度、

柔らかな布地、柔らかな心、柔らかな手触り

*「軟らかい」=(硬の対語)大根を軟らかく煮る、土質が軟らかい、

文章が軟らかい、軟らかい炭、軟らかい話、軟らかい木材

大体分かりますが、やはり難しい。ある日突然、アイデアが浮かびました。

*「柔らかい(・剛)」には「プラス評価」がある。

*「軟らかい(・硬い)」には「評価がなく、客観的状況」。

もう一つの「かたい」である、

*「堅い」は、「プラス評価」も「マイナス評価」もある。

 

ということで、いかがでしょうか?

それにしても「かたい」が「硬・堅・剛」と「3種類」あるのに、なぜ「やわらかい」は「柔・軟」の2種類しかないんでしょうね?

 

(2020、6、17)