7513「出航と出港」

2020 . 6 . 11

7513

 

 

2013年6月14日に、このタイトルだけを書き付けていましたが、これはあれだな、辛坊さんが太平洋横断を目指してヨットで出航・出港した時に出た疑問だな。まさかその後、クジラにぶつかるとは誰も思っていませんでしたが、この原稿はほったらかしになっていました。今、答えを書けるので書きますね。

「ヨットが出航」か?「ヨットが出港」か?

これは簡単ですね、

「港を出るのが『出港』、航海に出るのが『出航』」

どちらも、

「シュッコー」

という「全く同じ音」なのでややこしいし、船で港から海に乗り出すという「動作としても同じ」ですから、使い分けが難しい訳です。

しかし、出発地点の港から目的地の港までの航海に出る、その最初の動きが「出航」で、

「出航」に当たって最初にやることが「港を出る」すなわち「出港」なわけです。

ですから、

「ヨットは『出港』して『出航』した」

ということです。

2回も「シュッコー」と言うのは面倒だから、「港」という場所に大きな意味がなければ、

「出航」

でいいんじゃないかな。

ただ、「出港」も、ちょっとややこしくて、

「岸壁」や「海岸」を離れたら「出港」なのか、それとも、防波堤とかで囲まれた海面を離れて「外海」に出たら「出港」なのか?

まあ文脈で、どちらで言いたいかによって、変わってくるということでしょうねえ。

以上、7年ぶりに解決!!

 

(2020、6、11)