5月15日、加藤厚労相の「抗体検査」に関する発言の中に「検査範囲」として、
「関東甲信越」
という言葉がありました。それを聞いて「待てよ…」と思いました。
というのは、「気象(天気)予報」では、以前は
「関東甲信越」
という「地域区分」でしたが、今は、
「関東甲信」
になっています。
(ちなみに「甲信越」は「甲=甲斐(山梨)」「信=信濃(長野)」「越=越後(新潟)」のことであるのは、もちろん皆さんご存じですよね?「関東」は「東京」「神奈川」「千葉」「埼玉」「群馬」「栃木」「茨城」の1都6県です。)
これは、もしかしたら「関東甲信」なのではないか?
もし「間違い」だとすると、
【1】 加藤厚労相が、言い間違えた
【2】 取材した記者が、間違えた
【3】 加藤厚労相の間違いを、記者・デスクがそのまま通した
の3つのパターンが考えられますが、ディレクターがウェブ記事で調べたところ、
「日本テレビ」のほかに「NHK・毎日新聞・日経新聞」も、
「関東甲信越」
としていました。そうなってくると、
「間違っていない」(正しい)
可能性が高いですね。もし「間違っていない」とすると、
「厚労省の行政区分では、『越』も入り『関東甲信越』である」
ことが考えられます。
そこで「厚労省」について調べたら、厚労省の担当部局はなんと、
「関東信越厚生局」
という名前になっており、担当部局の名前に「越」が入っていて逆に「甲」が抜けていました。
しかし担当地域の「関東」の範囲に「山梨県」が入っている。
つまり名前は「関東信越」ですが、担当範囲は「関東甲信越」ということになる、と。
ということで、原稿・スーパーなどは、
「『関東甲信越』でOK」
ということになりました。
(追記)
NHKの「関東ローカル放送」は、
「関東甲信越のニュースです」
とやっているようですね。いま「コロナ関連」の各地の放送局の朝の放送を、午前10時から流しているのを見て、気付きました。
(2020、5、27)


