5月1日、きょう労働者の祭典「メーデー」です・・・
というニュース原稿を、昔はよく読んだものです。でも最近は、
「平日に『メーデー』と言っても、休みを取れない。休みを取れてもそれを『メーデー』の集会のために使うのは嫌。せっかくの大型連休でも、そこでメーデーの集会に出なきゃならないと、旅行にも行けない」
という声などもあって、もうだいぶ前から、ゴールデンウイークの最初の方、つまり、
「4月29日(祝日)」
あたりにメーデーの集会が開かれるようになっていました。
「5月(メイ)」だから「メーデー」なのに、「4月(エイプリル)」に集会を開いたら『エイプリルデー』になっちゃうじゃないか!」
というもっともな声よりも、
「大型連休を楽しみたい」
という労働者の声のほうが強かったということですね。
で、ことしも4月29日(水・祝日)「昭和の日」に「連合」が「メーデー」のイベントを行ったというニュースが流れていました。
ただ今年は、ご存じのように「新型コロナウイルスの蔓延」で出された「緊急事態宣言」のため、大型連休であっても、どこへも旅行に行くことなどできませんし、何千人も何万人も集まり集会・イベントも、もちろん禁止です。
ということでこの「連合」のメーデー集会も、
「会長の挨拶の動画をネットで流す」
という形で行われた、というニュースだったのです。それは仕方がありません。
しかし、ここで疑問が!
「ネット動画でやるのなら、『祝日の4月29日』にやらなくても、元々の『5月1日』にやればいいのではないか?「『メイ(5月)デー』なのだから」
ということなのです。
この「4月29日動画配信」は納得できない感じがしましたが、ニュースではそのことには触れていませんでした。
あと、船が遭難しそうな時に出す緊急信号(?)は、「モールス信号」では、
「SOS」
ですが、音声では、
「メーデー、メーデー」
ですよね。あれはこの「メーデー」と関係ないのかな?ないんだろうな。
また、「5月」=「May」は、カタカナで書いたら、
「メイ」
なのに、なぜ「デー」が付くと、
「メイデー」
ではなくて、
「メーデー」
なのかもわからないな。『新聞用語集2007年版』には、「5月の嵐」を意味する、
「メイストーム(May storm)」
は「メイ」になってるのに。
そういえば、ジブリ映画の『となりのトトロ』の主人公の姉妹も、
「メイとさつき」
で、二人共「5月生まれ」なのかな?
「ミヤネ屋」の新スタッフのAさんは、名前が「五月」だったので、
「5月生まれなの?」
と聞いたら、
「いえ、8月生まれです」
「え?8月生まれなのに、名前が『五月』なの?なんで?」
「お母さんが『五月』って名前が好きだったからだそうです」
ということで、もうわからないことだらけのゴールデンウイークです。


