7465「『フレー』の語源」

2020 . 5 . 20

7465

 

応援をする時に、

「フレーフレー〇〇」

という掛け声をしますが。この「フレー」の語源は?

外国語?ではなく日本語です。しかし、

「振れ」

を伸ばしているのではなく、

「振るえ」「奮え」

なのですね。

NHKの朝ドラ「エール」で今、早稲田大学の応援歌「紺碧の空」を作曲した「古関裕而さん」の生涯を放送していますが、その関連で「早稲田の古い応援歌」の動画を見ていたら、

「旧第二応援歌『ああ若き日の血は踊る』」

の中に、

「振へ振へ わが友よ」

という歌詞が出て来ました、

「へ」は「旧仮名遣い」なので、これを「新仮名遣い」にして、「送り仮名」も今の送り仮名にすれば、

「振るえ振るえ」

ですね。これを早く言うと、

「フレーフレー」

となるので、そう歌っていました。これだったんですね。

(追記)

なんということでしょう!

「フレー」

の語源については、この1年程で「2回も」書いていました!

平成ことば事情7033「フレー!フレー!」

令和ことば事情7159「フレー!の語源」

特に平成ことば事情7033「フレー!フレー!」では、

「応援の掛け声『奮(ふる)え!奮え!』は、英語の『hurray』=万歳・愉快など、歓喜・賛成を表す発声を、勇気を奮え、闘志を奮えの意味にあてたもの」

と記していました・・・忘れてた・・・。

ま、それはそれで。

(2020、5、21)

 

 

(2020、5、20)