きょう(5月19日)の会社の食堂のメニューに、
「チキンのシャリアピンソース」
というメニューがありました。いつもいろいろ工夫をして、おいしそうなメニューを用意してくれますね、社員食堂も。ありがとうございます。当然、この「シャリアピンソース」のかかったチキンを注文しました。これまで、
「シャリアピン『ステーキ』」
というのは聞いたことがありますが、「ソース」というのは知りませんでした。
「シャリアピンステーキ」は、昔ロシアかどこかの有名な歌手・シャリアピンが来日して、東京の帝国ホテルに泊まった時、歯が悪かったかので、悪い歯でも嚙み切れるような、
「柔らかい牛肉のステーキ」
を出したら喜ばれたので定番メニューになったとか、そんなことではなかったでしょうか?
「シャリアピンソース」をググってみたら「たべるご」というサイトに、こう書かれていました。https://taberugo.net/4131
「シャリアピンソースとは、玉ねぎを主役とする、ステーキやハンバーグなどにかけられるソースのことを指します。一見外国で生まれたソースのようにも感じますが、実は日本で誕生したソースです。そのため、日本以外の地域や国ではほとんど知られておらず、日本だけに知られた肉料理に合う調味料なのです。このシャリアピンソースはステーキなどの硬い肉でも柔らかく食べられるように工夫を凝らして生まれたソースでもあります。」
たしかに「玉ネギ」を刻んでありました!
そして、やはり「シャリアピンステーキ」にかけたソースだから「シャリアピンソース」の名があるのですね。
もう一度おさらいすると、「シャリアピン」とは1936年に来日したオペラ歌手、
「フョードル・シャリアピン」
で、来日当時に、歯痛や入れ歯などで生じる口内の不快感があり、
「硬いステーキは食べられない」
と。それで「帝国ホテルの料理長」は柔らかい肉にするため厚い肉を肉叩きで薄くし、玉ネギのみじん切りに漬け込むことによって、柔らかいステーキを提供したと。玉ネギには「たんぱく質分解酵素」が含まれているために、繊維のある硬い肉でも柔らかく食べることができるのだそうです。
ほら、大体、私の記憶は正しかったでしょう?
それで、この社員食堂の「鶏肉(チキン)」にかかった「シャリアピンソース」のお味は?
「グッド」
でした!!


