7450「『初摘み』と『手摘み』」

2020 . 5 . 13

7450

 

 

5月13日のお昼のニュース担当のMアナウンサーから質問を受けました。

「京都の『舞鶴茶』の茶摘みのニュースで『初摘み』『手摘み』って言葉が出てくるんですけど、この読み方で、『摘み』は『濁る』んでしょうか?それとも『濁らない』んでしょうか?」

「うーん、わからないけど、自分の言葉の感覚から言ったら『初摘み』は『つみ』と濁らず、『手摘み』は『づみ』と濁るんじゃないかな」

「わかりました!」

ということで、Mアナウンサーはそのように読みました。

聞いていたら、とても自然で良かったです。

放送後にちょっと『広辞苑』の「逆引き機能」を使って、

「づみ」「つみ」

を引いてみました。すると「摘み」で「づ」と濁るのは

「朝摘み」

だけでした。「~づみ」というのは「~積み」が多かったです。

一方、濁らない「つ」は、

「磯菜摘み」「食摘(くいつみ)」「草摘(くさつみ)」「桑摘(くわつみ)」「新花つみ」「芹摘み」「茶摘み」「花摘み」「若葉摘み」「綿摘み」

「10個」ありました。

濁らない「つみ」「食摘(くいつみ)」以外の9つは、

「摘む対象の物」

が来ています。

「食摘」は「食積」とも書き「おせち料理」のことだそうなので、ちょっと例外で、外しておいていいでしょう。

濁る「づみ」の「朝摘み」「摘む時期」を示しています。

そう考えると「初摘み」濁って「はつづみ」でも良かったかもしれません。

「手摘み」「手で」摘むという「方法」を示していて「摘む対象物」ではないので「てづみ」と濁って良かったでしょう。

まあ、全体的には「〇〇摘み」は「濁らない」ほうが主流のようですね。

いつの間にか「夏も近づく八十八夜」も過ぎてしまったんだなあ・・・「コロナ、コロナ」と言っている間に、もう「茶摘み」の頃な。

 

(2020、5、13)