5月13日のお昼のニュース担当のMアナウンサーから質問を受けました。
「京都の『舞鶴茶』の茶摘みのニュースで『初摘み』『手摘み』って言葉が出てくるんですけど、この読み方で、『摘み』は『濁る』んでしょうか?それとも『濁らない』んでしょうか?」
「うーん、わからないけど、自分の言葉の感覚から言ったら『初摘み』は『つみ』と濁らず、『手摘み』は『づみ』と濁るんじゃないかな」
「わかりました!」
ということで、Mアナウンサーはそのように読みました。
聞いていたら、とても自然で良かったです。
放送後にちょっと『広辞苑』の「逆引き機能」を使って、
「づみ」「つみ」
を引いてみました。すると「摘み」で「づ」と濁るのは
「朝摘み」
だけでした。「~づみ」というのは「~積み」が多かったです。
一方、濁らない「つ」は、
「磯菜摘み」「食摘(くいつみ)」「草摘(くさつみ)」「桑摘(くわつみ)」「新花つみ」「芹摘み」「茶摘み」「花摘み」「若葉摘み」「綿摘み」
と「10個」ありました。
濁らない「つみ」は「食摘(くいつみ)」以外の9つは、
「摘む対象の物」
が来ています。
「食摘」は「食積」とも書き「おせち料理」のことだそうなので、ちょっと例外で、外しておいていいでしょう。
濁る「づみ」の「朝摘み」は「摘む時期」を示しています。
そう考えると「初摘み」は濁って「はつづみ」でも良かったかもしれません。
「手摘み」は「手で」摘むという「方法」を示していて「摘む対象物」ではないので「てづみ」と濁って良かったでしょう。
まあ、全体的には「〇〇摘み」は「濁らない」ほうが主流のようですね。
いつの間にか「夏も近づく八十八夜」も過ぎてしまったんだなあ・・・「コロナ、コロナ」と言っている間に、もう「茶摘み」の頃な。
(2020、5、13)


