7396「オーバーシュート」

2020 . 4 . 7

7396

 

新型コロナウイルス関連で、聞き慣れないカタカナ言葉が、次々出て来ています。

それぞれ、各社どのような「日本語の説明」をつけているのでしょうか?調べてみました。

まず、東京都の小池知事は、最初に、

「オーバーシュート」

を使って、

「わかりにくい!」

と批判されたからか、高齢者に理解を促すためか、3月25日の会見ではカタカナを使うのをやめて日本語(漢語ですが)で、

「感染爆発」

と話していました。

「オーバーシュート」ってなんだか「サッカー用語」みたいですものね、

「オーバーヘッドシュート」

「ミヤネ屋」では、

「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)」「爆発的な感染拡大(オーバーシュート)」

としています。

3月24日の「読売新聞」は、

「オーバーシュート(爆発的な患者急増)」

でした。

日本テレビの3月26日「ストレイトニュース」のナレーションでは、

「オーバーシュートと呼ばれる感染者が爆発的に増える現象」

としてテロップは「オーバーシュート」は使っていませんでした。

「オーバーシュートは『和製英語』だ」

という声もありましたが、どうやらちゃんとした英語で「証券・金融用語」としては、

「相場や有価証券の価格の行き過ぎた変動のこと」

を指し、「統計用語」としては、

「測定値が目標値を超えること」

「オーバーシュートが生じた」と言い、

「行き過ぎ量」

とも訳されるようですね。

 

 

(2020、4、7)