新型コロナウイルス関連で、聞き慣れないカタカナ言葉が、次々出て来ています。
それぞれ、各社どのような「日本語の説明」をつけているのでしょうか?調べてみました。
まず、東京都の小池知事は、最初に、
「オーバーシュート」
を使って、
「わかりにくい!」
と批判されたからか、高齢者に理解を促すためか、3月25日の会見ではカタカナを使うのをやめて日本語(漢語ですが)で、
「感染爆発」
と話していました。
「オーバーシュート」ってなんだか「サッカー用語」みたいですものね、
「オーバーヘッドシュート」
「ミヤネ屋」では、
「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)」「爆発的な感染拡大(オーバーシュート)」
としています。
3月24日の「読売新聞」は、
「オーバーシュート(爆発的な患者急増)」
でした。
日本テレビの3月26日「ストレイトニュース」のナレーションでは、
「オーバーシュートと呼ばれる感染者が爆発的に増える現象」
としてテロップは「オーバーシュート」は使っていませんでした。
「オーバーシュートは『和製英語』だ」
という声もありましたが、どうやらちゃんとした英語で「証券・金融用語」としては、
「相場や有価証券の価格の行き過ぎた変動のこと」
を指し、「統計用語」としては、
「測定値が目標値を超えること」
を「オーバーシュートが生じた」と言い、
「行き過ぎ量」
とも訳されるようですね。
(2020、4、7)


