ストーリー

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第11話

心霊現象は飯のタネ

3月16日(木)よる11時59分~0時54分放送

 増山(ココリコ田中)に河原崎(忍成修吾)から仕事の依頼が。内容は、ある家庭に起こっているポルターガイスト現象だった。担当になった篤志(浅香航大)は、河原崎と依頼人宅に向かう。

 2人を迎えたのは、藤宮亜澄(堀田茜)とその両親だった。妹・千秋(高月彩良)は予備校に行っているという。亜澄は、今回の依頼を妹・千秋には内緒にしてほしいと言った。来年受験を控えている千秋は、あまり口には出さないが無理をしているらしい。亜澄はそんな千秋を「そろそろ落ち着かせてあげたい」と言う。篤志と河原崎は詳しい状況を知る為、各部屋に監視カメラを設置することを提案する。カメラと聞き両親は難色を示したが、真っ先に了承したのは姉の亜澄だった。「とにかく助けて下さい」。亜澄は真剣な顔で訴えた。

 藤宮家を確認し終えた河原崎は、「幽霊なんかいない」と断言した。ポルターガイストの正体は幽霊ではなく超能力だというのだ。そしてその能力を発揮しているのが千秋だと言うのである。だが今のところ千秋が能力者であるという報告はない。しかも通常、能力が発動するのは幼い頃であり、成長してから突然発動するとは考えられなかった。納得できない篤志に、現象が起きる部屋の中心にあるのが千秋の部屋であることを指し示す河原崎。篤志は千秋の身辺調査をすることになった。もし能力を発動する気配があったら報告するためだ。

 下校する千秋の尾行をする篤志。しかし千秋は、学校を出てから家に帰るまで、ずっと勉強しているだけだった。しかし監視カメラを再生してみると、確かにラップ音やポルターガイスト現象が録画されている。その時、画面を見つめていた皆の視線が釘付けになった。映っているのは、千秋の部屋だ。スタンドの電球が明滅し始めた次の瞬間、爆発音が響き、床に電球の破片が散らばったのだ。そんな中、増山の様子がいつもと違うことに気付いた悦子が声をかける。「え?あ、うん…」と答えながらも、何かを思い出しているような様子を見せる増山。一方、篤志は千秋の身辺調査を続けることになった。 その日、千秋は、放課後も自習に明け暮れていた。だがその最中、ふと勉強の手を止めた瞬間があった。1人の男子高校生が千秋に声をかけたのだ。何やら言葉を交わし、参考書を交換する2人。その夕方、篤志は千秋がその参考書を忘れていることに気付いた。慌てて声をかけると、千秋は篤志から参考書を引ったくる。その勢いに篤志が驚いていると、千秋は我に返った様子で「コレがないと、ダメなんで」と取り繕った。千秋の後ろ姿を見送りながら、篤志はポケットからある物を取り出すと、河原崎に電話をかけた。

 1人で飲んでいる榎本のもとに、河原崎が現れる。河原崎は『井山文乃事件』について聞きたいと言った。『井山文乃事件』とは、当時大学生だった増山の妻・文乃が同級生・水原由夏に対して起こした不可解な傷害事件だった。

 藤宮家で起こるポルターガイストの正体は本当に超能力なのか?だとすれば一体、誰の??

 そして、ついに増山の妻・文乃の衝撃の過去が明らかになる…

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