ストーリー

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第7話

面倒くさいのは同性の嫉妬

2月16日(木)よる11時59分~0時54分放送

 増山超能力師事務所では、二級超能力師試験に落ちた明美(ルウト)が落ち込んでいた。加えて、悦子(中村ゆり)をはじめとする所員達が「落ち込む暇があったら勉強しなさい」など言い、励ましてくれない事に大きな不満を抱いていた。しかも所長の増山(ココリコ田中)に至っては、奥さんの体調が悪いという事で『明美を励ます会』に顔を出してさえいない。「なんだかんだ言って、愛妻家だからね、所長は」と皆が盛り上がる中、どこか浮かない顔の悦子。なぜなら……悦子はずっと密かに、増山に想いを寄せているからだった。「妻子持ち相手にどうにもなんないじゃん」と本音を打ち明けられ、協力する事を誓う篤志(浅香航大)。だが「私のこと好きなのに協力するの?」と、気持ちを見透かされてしまう。驚く篤志に「知らなかった?私って超能力師なの」と涼しく言う悦子は、やはり何枚も上手だった。

 数日後、篤志は1件の依頼を受ける。内容は畑中葵(真野恵里菜)という女性の身辺調査だった。葵の勤め先の前で張り込む篤志。出てきた葵が向かった先は飲食店だった。窓から店内を覗くと、葵と合流したのは若い男・宮田純一(落合モトキ)と…明美!だった。急いで入店し、近くの席に座って聞き耳を立てる篤志。3人の話によると、純一と明美は幼馴染。純一と葵は会社の同僚という事だった。最近、葵に対する同僚社員からのイジメが酷い為、能力者である明美に同僚の心を読んでもらってイジメの原因を探ってほしいというのだ。思いがけない展開に戸惑う中、篤志を1番驚かせたのは明美が宮田達に「二級超能力師試験に受かった」と嘘をついたことだった。無資格であるにもかかわらず勝手に依頼を受けた明美は、翌日悦子から叱責を受ける。しかし依頼自体は増山の判断で受ける事になった。

 社内イジメの原因を探る為、悦子と共に葵の職場(ホームセンター)を訪れた篤志は、女性店員に声をかけ、超能力で心を読んでいく。その結果、やはり葵が相当嫌われている事が判明した。そして女性社員が皆、『染谷』という店長(土佐信道/明和電機)を気にしている事もわかった。情報を整理すると、染谷が葵を『可愛い』だの『接客が丁寧』だのとホメそやしたので、嫉妬した同僚が彼女に意地悪をした…と思われた。その時、ある事を思い出す篤志。染谷保…それは葵の身辺調査の依頼人だったのだ。

 染谷との約束の期日になった。篤志から報告を受けた染谷は、葵が宮田と食事をしたと聞いたあたりから明らかに苛立ち始めていた。わざわざ調査まで依頼するという点からしても、染谷が葵に相当強い好意を持っている事は間違いなかった。

 その頃、ロッカーに置いてあった葵の私服が切り裂かれる事件が起きた。追い詰められた葵は、明美に仕事を辞めようと思っている事を伝える。葵の状況を知り、「調査の継続を許してほしい」と増山に頭を下げる明美。だが事務所としては、葵の身辺調査もイジメ問題も調査済み。そこまでのお節介は依頼されていない。それでも明美は頭を上げない。宮田は明美が幼い頃からの付き合いで、「明美の唯一の理解者」だったのだ。結局その思いに悦子が折れた。染谷が葵にちょっかいを出さなくなるには他に好きな人が出来るのが1番早い。そこで白羽の矢が立ったのが…

 窮地に立つ葵を救うのは誰!?職場イジメの裏に隠された意外な真相に迫る!

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