ストーリー

LOVE.9 8月27日(木)よる11:59~

今週のイケメンゲスト

  • 小山  勉 (丸山 智己)
  • ヒ ナ コ (武田 梨奈)

STORY

 盛大に盛り上がるキャバクラ「ブルー・プリンセス」。この店にカラードレスを身にまとった花田米子はいた。米子は潜入捜査のため、マリアという源氏名で働いているのだ。米子は指名№1のヒナコ(武田梨奈)に水割りを作ってと頼まれるがグラスを倒し、同じテーブルにいた客、小山勉(丸山智己)のズボンにウイスキーをこぼしてしまう。「ごめんなさい」「大丈夫です、大丈夫」小山はやさしく許してくれたが…。「大事なお客さんに何してんだよ!!」ヒナコは米子を控え室に連れて行って激しく罵る。そして、米子が小山を見送る時に改めて謝罪すると、小山は「終わったら、ここで待っています」とメモを渡してくる。
 「え!国会議員の秘書!?」割烹料亭に呼び出された米子は小山の仕事を知って驚く。小山は代議士の父親の秘書をしていた。米子は小山からキャバクラで働く理由を訊かれ、華やかな世界に行けば、自信がない自分を変えられると思ったと答える。「その悩みはわかります。僕もずっと一番の人の陰に隠れて生きてきたから」「じゃあ、似たもの同士ですね」親近感を抱いた2人は同じ鳥取県出身とわかって意気投合。同郷の2人は鳥取弁を使って会話をして盛り上がる。帰り際、米子は明日、同伴して欲しいと小山から言われる。
 翌日、米子は躑躅、宮谷たちに潜入捜査の報告をした後、小山と一緒にオープンカフェに行く。「マリアはもっと自分に自信を持って欲しい。君はもっと輝ける」小山は謙虚な米子に共感し、応援したいと考えていた。この後、米子は小山と腕を組んで「ブルー・プリンセス」に同伴出勤する。ヒナコは米子が小山と同伴した事に驚きが隠せない。「さあ、今日から新しい君のスタートだ」そう小山に耳元で囁かれた米子は自信を持ち始め、客からの指名を徐々に増やしていく。そして、小山とデートを重ねる米子は自信を深めていき、ついに指名ランキング2位まで上り詰める。№1にはヒナコが君臨していた。
 「小山さんっ!」米子はお店に来ている小山に気付いて背後から声をかけるが…。小山はプレゼントらしき小さな箱をヒナコに渡している所だった。米子は動揺してすぐにその場を立ち去っていく。「待っていたよ」仕事を終えて店を出た米子は小山に声をかけられる。米子はタイミングが悪い時に声をかけた事を謝罪し、2位になった事を小山に一番に報告したかったと伝える。「私みたいなお水の女がまともな恋愛をしようなんて…。バカみたいですね」「ちょっと、誤解だってば!」小山は泣きながら歩いていく米子の腕を掴んで止める。
 「僕は君の事を一番に思っとーだで!」小山は鳥取弁で自分の気持ちを米子にぶつける。小山はどんどん輝いていく米子に勇気をもらい、自分も変わらないとダメだと気付いたという。そして、小山は米子を抱きしめながら、父親の地盤を継いで、鳥取の選挙区から出馬する事になったと報告する。「僕と一緒に鳥取に行かない?」「私みたいなつまらない女で良いんですか?」「君じゃないとダメなんだ」米子は小山の言葉をプロポーズと受け止める。米子は小山のマンションに一緒に帰り、2人は見つめ合って良いムードになる。
 小山がシャワーを浴びに行くと、米子は仕事の顔に戻り、小山の財布に入っているレシートをスマホで撮影していく。米子は小山にアリバイがあるとわかってホッとする。この時、米子の携帯に着信がある。米子は浴室から出てきた小山に叔父さんが倒れたとウソをついて家を出ていく。小山のマンション前に停めた車で米子を待っていたのは躑躅と宮谷だった。米子は不機嫌にレシートを撮った証拠画像を宮谷に見せる。「なんで怒っているんだ?」「良いところだったのに…」宮谷に八つ当たりする米子に躑躅は「彼は被疑者ですよ」と現実を突きつけるが…。米子は「彼は無実の良い男です」と言い返して去っていく。
 翌日、米子たちは会議室で今回の事件を整理していた。10日前、「ブルー・プリンセス」の従業員、中原美咲の遺体が河川敷で発見される。死因は刃物で刺された事による出血死で、死亡推定時刻は遺体発見の前日の午後8時半から11時半までの間だった。躑躅たちは美咲の顧客リストから小山をマークしていたが、小山は午後8時半から11時半までの間、吉崎議員とホテルで会食していたという完璧なアリバイがあった。ホテルから遺体発見現場までは8キロ。吉崎議員の証言によれば、小山が席を外したのはお手洗いに行った5分程度。そこ間に美咲を殺害して戻ってくる事は不可能だった。
 「私、刑事を辞めます」翌日、米子は宮谷に退職願を差し出す。「はぁ!?」「私、鳥取に帰って、政治家の妻になります!」宮谷は米子の行動に呆れ果てる。米子は躑躅にも刑事を辞めて結婚すると報告するが、この事件を解決するまでは捜査を続けるつもりでいた。この後、米子は小山と会い、退職届を出してきたと報告する。そして、米子は刑事という本当の職業を打ち明け、潜入捜査のために従業員として働いていたと明かす。小山は本当の事を話してくれた事に感謝し、鳥取行きのチケットを米子に手渡す。
 躑躅は犯行があった日のホテル駐車場の入出庫データを調べ、入って10分足らずで出て行った不審な車に目を留める。滝田はこの車を調べ、ナンバーから所有者を特定する。その頃、米子はお店の同僚たちに小山と結婚するので仕事を辞めると報告していた。同僚たちは小山がヒナコとできていると思っていたという。この後、米子は控え室で見覚えのある箱を発見。箱の中には血の付いたナイフが入っていて、米子は誰が犯人かに気付く。その時、米子は背後から殴られて意識を失う。米子の傍に立っていたのはヒナコだった…。