【Intro】イントロダクション

結婚、仕事、親の介護。幸せはぐるぐる巡った先にある。

与野都(よの・みやこ)、30歳独身、契約社員。
憧れだった東京を離れ、地元・茨城に戻ってきて1年の月日が経った。

一生懸命頑張っても報われず、将来不安を抱えて過ごす日々。
そんな時に出会ったのは、優しいけれど経済的に不安定な
アルバイト店員の羽島貫一(はしま・かんいち)
20代の頃のキラキラした恋愛とは違い、
たくさんの「リアル」が突きつけられる中で、
2人の関係は深まって、時に離れてを繰り返していく。
波長が合うというだけで結婚しても良いのか――。
出産して子育てする未来はあるのか――。
さらには、一人っ子の都の肩にのしかかる親の介護問題の行く末は――。

「彼との出会いは、私をどこへ連れて行くんでしょうか…?」
恋に、仕事に、親の介護に自分自身でぐるぐると思い悩んで、
そんな自身の環境もぐるぐると移り変わっていく。
まるで地球が自転しながら、公転するかのように――。
決断力がなく、諦め希望の間を行ったり来たりの都は、
迷いながら、ひたむきに「幸せ」を追い求めていく。

悩むこと、立ち止まることは悪いことじゃない。
その先には明るい未来が待っている。

悩める30代女性が、「幸せな生き方」とは何かを考える、等身大のヒューマンラブストーリー。

【Next Story】次回予告

第3話

意を決して、羽島貫一(藤原季節)に一緒に暮らさないかと提案した与野都(松本穂香)。しかし、貫一からは「よく考えた方がいい」と言われてしまう。中卒の貫一は、都の両親から結婚を反対されると思っていたといい、いつも「これが最後かもしれない」と思いながら都と会っていたというのだ。煮え切らない態度の貫一に対して都の想いが爆発する。そんな中、貫一のもとへ恩人の危篤の知らせが入る。2人で向かうことになるのだが、その道中に起きるトラブルが都と貫一の関係を引き裂くことに……。

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【Original】原作

『自転しながら公転する』

山本 文緒

『自転しながら公転する』

(新潮文庫刊)

Official Site

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新潮社出版部 担当編集者 桜井京子コメント

山本文緒さんは本作の執筆中から登場人物のビジュアルイメージを色々お持ちになっていて、ドラマ化になったら誰と誰にやってもらおう、などと想像していました。何度も、早く映像化されたらいいね、と話ししていたので、今回のドラマ化が実現して、天国でとても喜んでいると思います。

【Cast】キャスト

与野 都
松本 穂香
羽島 貫一
藤原 季節
ニャン
長谷川 慎 (THE RAMPAGE)
小島 そよか
小林 涼子
柏崎 絵里
野村 麻純
檜山 優
田中 偉登
与野 修
神保 悟志
与野 桃枝
鶴田 真由

【Staff】スタッフ

脚本
池田 奈津子
演出
淵上 正人(共同テレビ)
音楽
戸田 有里子
原作
山本文緒
『自転しながら公転する』
(新潮文庫刊)
チーフプロデューサー
中間 利彦
プロデューサー
矢部誠人
水野綾子(共同テレビ)
Comment
矢部誠人プロデューサー コメント

結婚、仕事、家族…。沢山の悩みが降り注ぐ現代。自分自身の将来やキャリアについて、先行きが見えず、不安を感じている方も多いと思います。今作の主人公・都もその1人です。恋人の貫一との未来や、家族との関係に悩み…、友人に相談する中で現実を受け入れ…、でも僅かな希望に縋ってまた悩む。その繰り返しです。それでも都はそのひとつひとつから目を背けず、懸命に自分の人生を切り開いていきます。そして、彼女にとっての「幸せ」に辿り着きます。

都は、自然体だけど華があって、芯もある。そして、豊かな表情で人を惹きつける松本穂香さん。
貫一は、ミステリアスな雰囲気と少年のようなキラキラした瞳のギャップが魅力的な藤原季節さん。
考え得る限り、最高で最強の2人に演じていただけることに本当に感謝しています。

山本文緒さんが旅立ってから2年。タイトルと書影に惹かれ、吸い込まれるように手に取ってジャケ買いした小説を、ようやくドラマにすることができます。山本さん、この素晴らしい作品を残してくださってありがとうございました。その思いを受け継ぎ、毎話心を込めてお贈りします。
企画協力
新潮社
制作協力
共同テレビ
制作著作
読売テレビ

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