黄金列伝

月亭八方 陣内智則 月亭方正

放送内容

桂文枝

2014年3月28日(金)
午後3:50~4:47

 吉本芸人をゲストに招き、その芸人人生をMCの陣内智則、月亭方正、月亭八方とのトークで紐解いていく『笑いの金字塔 よしもと黄金列伝!』の5日連続スピンオフ企画。その最終日を飾る大トリには、上方落語界のトップランナー・六代桂文枝が登場。「六代桂文枝 7つの偉業ととつもないそのワケ」と題し、上方落語のみならず、お笑い界の歴史を変えたといっても過言ではない文枝の“7つの偉業”に迫る。「いらっしゃ〜い」「オヨヨ」など数多くの名ギャグを世に送り出した意外な理由とは?今やバラエティー番組に欠かせない数々の爆笑ゲームを生み出した笑いのルーツとは?など、常にお笑い界を牽引してきた文枝の偉業の秘密が明らかに!

 最初の“偉業”は『入門2年で司会者になったワケ』。大学在学中からアマチュア落語家としてテレビなどに出演し、業界でもその存在に注目が集まっていた文枝が、師匠となる先代の桂文枝に入門したのは1966年。23歳のころだった。当時、若者たちの間で人気だったのが深夜のラジオ番組。その司会者に、文枝は入門からわずか2年で大抜擢され、若いエネルギー溢れるトークでたちまち人気者に。その理由を文枝は「まだ入門したばかりで小話もあまり知らなかったし、落語家らしいしゃべりもできなかった。それが却って女子高生にウケたのかも」と分析する。そんな当時の文枝の様子を、50年来の「追っかけ」という女性ファンがVTRで証言。「若い女性が“出待ち”するほどのアイドルだった」と語る彼女だが、若くしてスターになったがゆえの“苦悩”が垣間見える、文枝の意外な言葉を耳にしたことも明かし…。陣内も「ずっと戦ってはるんですね…」と思わず絶句した、文枝の壮絶な思いとは?

 続いては『伝説のギャグが誕生したワケ』。誰もがマネをする「いらっしゃ〜い」「オヨヨ」「グー」など、桂三枝時代の文枝が世に送り出した名作ギャグは数知れず。これらは偶然に誕生したものではなく、文枝が「芸人が日本全国に名を知られるようになるためには、“ギャグ”が一番」と戦略的に生み出したものだという。枕元にまでネタ帳を置き、常にギャグを考えていたという文枝。そんな渾身のギャグは百発百中で大ウケかと思いきや、思うようにウケず、「不発に終わったものもある」らしく…。そんな幻のギャグを文枝が披露!「いらっしゃ〜い」の陰で日の目を見ずに封印された迷ギャグ(?)とは?

 『テレビ史に残るゲームを生み出したワケ』では、八方も若手落語家ユニット「ザ・パンダ」のメンバーとして出演していた人気番組『ヤングおー!おー!』などで文枝が成し遂げた“偉業”に迫る。番組内で絶大な人気を誇っていたのが、名物のゲームコーナー。現在、バラエティー番組の定番となっている「叩いて被ってジャンケンポン」、箱の中身を手の感触だけで当てる「触って触って何でしょう?」など数々の爆笑ゲームはここから生まれたが、これらを考案したのが番組のMCを務めていた文枝だったのだ!「文枝さんについていけば間違いない!と確信しました」と斬新なアイデアに驚かされるばかりだった当時を振り返る八方。文枝は「もともと、おもしろい遊びを考えるのが好きだった」と語り、そのルーツとなった少年時代のある体験を明かして…。果たして、数多くの名作ゲームを生み出した文枝の発想のルーツとは?

 『日曜お昼に今もコケ続けるワケ』では、今年で放送44年目を迎える文枝司会の長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』の秘話を、番組の初代プロデューサー・澤田隆治さんと、文枝のアシスタントを17年間務める山瀬まみのVTRを交えながら披露する。スタジオに迎えた新婚さんが語る爆笑エピソードに、文枝が思わずイスから転げ落ちる“コケ”のシーンは今や番組の名物。その裏には、数々の人気バラエティーで司会を務めてきた文枝が編み出した“笑いの方程式”が隠されていた!

 さらに、『200を超える噺を創作したワケ』では、今や200作を超える創作落語に取り組み始めたきっかけや、興味深いネタ作りの過程を披露。貴重な創作ノートや、「ネタをやるたびに思いついたことをメモして作り替えていく」という文枝の落語台本などを大公開するほか、弟子の桂三度が「好奇心おう盛。常に落語のネタを探してる」という文枝のプライベートをVTRで証言する。また、『大阪に60年ぶりに寄席を復活したワケ』では、上方落語協会の会長として文枝が大阪に蘇らせた落語の定席『天満天神繁昌亭』の創設秘話を明かす。「大阪に寄席を作ろう!と最初から思っていたわけではなかった」という文枝に、寄席の復活を決意させたある“出会い”とは?

 そして最後の“偉業”は「六代桂文枝襲名のワケ」。上方落語の大名跡「桂文枝」を襲名することは「大きな決断でした」と語る文枝。その知られざる葛藤や、芸人人生をともに歩んできた「桂三枝」という名への思いなどを明かすほか、六代桂文枝としてのこれからの“野望”を語る!

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