2020年07月06日
在阪地上波民放テレビ局初の方式によるリアルタイム字幕制作スタート
リリース
読売テレビでは、従前より「視聴者にわかりやすい字幕を全番組に付与する」ことを目標に、聴覚に障がいのある方や高齢の方へ向けた字幕サービスの拡充を推進してきました。特に災害などの緊急時におけるリアルタイム字幕の重要性に鑑み、従来のキーボードリレー方式（※２）に加え、新たにリスピーク方式を今回導入しました。なお、リスピーク方式によるリアルタイム字幕制作は在阪地上波民放テレビ局では初の試みです。
また、複数の発言者が同時に喋り、かつ方言で何を発言するか予測するのが難しい生放送の情報バラエティ番組などではリアルタイム字幕制作は難しいとされていますが、今回のリスピーク方式導入によって上記「あさパラ」でもリアルタイム字幕が可能となりました。
リアルタイム字幕制作においては、実際の放送の音声に対して字幕が遅れるという「字幕の遅延」が課題とされていますが、フェイスとの協業によりリスピーク方式を採用することで、視聴者によりわかりやすく遅延の少ない字幕を目指します。
なお、この新方式のリアルタイム字幕制作について、7月11日午前５時１５分からの「声～あなたと読売テレビ～」で放送します。
※１ 放送の音声を「リスピーカー」と呼ばれる別の話し手が別途読み上げ、音声認識により入力された文字を数人の校正担当者が修正し字幕放送する方式
※２ 放送の音声を、複数人で高速キーボードにより入力して字幕放送する方式
