兄ちゃんのために
ーJR脱線事故15年 鉄路の安全を求めてー
15年前の4月、普段と変わらない朝の通勤電車で起きた、突然の事故。乗客106人の命を奪ったJR福知山線脱線衝突事故の現場は、2018年、追悼施設「祈りの杜」が建てられ、
事故の悲惨さを外からうかがい知ることは、できなくなった。被害者や加害企業は15年という年月を経てどう変わったのか。
事故を風化させまいともがき続ける遺族とJR西日本の職員の姿を通じて、『平成時代最悪の鉄道事故』が残した教訓を描く。