Story ストーリー

第6話

第6話 2016年5月19日(木)よる11:59 OA

  院長の田所(木下ほうか)の携帯にキャバクラ嬢の瑠依(武田梨奈)から「ドクターカーに来て欲しい」と切羽詰まった声で電話がかかって来る。来ないとキャバクラでの放蕩をマスコミにばらすと瑠依に脅された田所は断ることが出来ない。そこで、同じようにキャバクラではしゃいだ朝城勇介(中村俊介)に自分が破滅する時は道連れだと脅し、ドクターカーを出動させることに。

  「ドクターカー、出動!」いつになく熱い勇介の指示のもと、天童一花(剛力彩芽)、弥生(久保田麿希)、岡村(伊東孝明)、権藤(遠藤雄弥)がドクターカーに乗り込む。 ドクターカーが到着したのは廃工場。薄暗い不気味な空間の中、一花は物陰に隠れるようにしている瑠依と太一(成田瑛基)を発見する。太一は血を流しており、腹部に刃物で刺された跡が……。事件性を感じた勇介は、隠れて110番通報しようとするが瑠依に見つかり拳銃を向けられる。「死にたくなければ、すぐに太一を治療して」と言う瑠依に、一花は「脅されなくたって治療はする!」と太一をドクターカーへ運ぶ。

  ドクターカーの車内で太一の応急処置は無事に終了。病院に運ぼうとすると、瑠依は病院に行くことを拒む。そして厚木に向かうように言うのだが、太一の今の状態で厚木に向かうのは無理だと反対する一花。しかし、瑠依に銃口を向けられた勇介が許可してしまい、厚木へ向かうことに……。

  走るドクターカーの車内、一花が瑠依に事情を聞くが、瑠依は断固として答えない。その時、瑠依の携帯電話が鳴る。電話の相手は楠木という男。ずっとドクターカーの後を車で付けて来ていたのだ。楠木は瑠依に「大人しく降りろ」と言うとドクターカーを空き地へと誘導する。やむなく楠木の指示に従い停車するドクターカー。するとナイフを持った楠木と連れの男がドクターカーに近づいて来る。「捕まったらみんな殺される」と脅える瑠依に「目的はお前達なんだから降りろ」と冷たく言う勇介。しかし一花は弥生、岡村、権藤と協力してドクターカーを急発進させ楠木達を振り切って逃げることに。

  人目につかない場所に停車しているドクターカー。瑠依にもう一度事情を尋ねる一花。しかし瑠依はお金が入っているらしき大きなバッグをギュッと握りしめるだけで答えない。すると麻酔から覚めた太一が「悪いのは俺だ……」と言い出す。そして太一は楠木に誘われるがままオレオレ詐欺に加担したのだと話し始めた。しかし孫を心配する老婆からお金を騙し取ることが、どうしても出来ず抜けることにしたのだが、その代償として今まで貯めて来たお金を全部奪われてしまったのだと言う。そんな時母親が倒れ、治療代が払えないと聞いた太一は、楠木の事務所に忍び込み、お金を盗んで逃げたのだ。太一のお腹の傷はその時に刺されたものだった。「お袋、この金がねえとやばいんだよ」と厚木に行って欲しいと頼む太一と瑠依。しかし、勇介は「クズのコソ泥どもが!早く警察を呼べ!協力などするつもりはない。」と言い放つ。すると瑠依の携帯に楠木から着信が入る。「着いちまったぞ」と楠木。楠木は先回りして太一の実家に行っていたのだった。脅える太一の母親のさと子。その時、さと子の容態が急変する。焦る一花……。

  果たして、一花とドクターカーはこの事態を救えるのか!?

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