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#1107

ハメられたのは私

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不動産会社経営者・真田浩明に依頼され、羅鈍市天狗町の自宅を訪れたコナンと小五郎。しかし真田は「依頼しようと思っていた件はもう結構」とキャンセル料を押し付けてくる。早く帰ってほしいという様子を見て「探偵に居られてはマズイことが起こったのでは?」と小五郎が問い詰めると、真田は「殺害する気などなかった」と話し始める。
三日前、真田が経営する不動産屋に犬丸二朗という男が訪ねてきた。犬丸は身に覚えのない悪行を並べ、真田を強請ってきたのだ。どれも事実無根だが、悪い噂を流されるのは困る。犬丸が去った後にやってきた友人・川勝大吾に相談したところ「連絡があったら教えろ。俺が話をつけてやる」と頼りになることを言ってくれた。犬丸から再び「これから行く」と連絡が来た際、川勝にも伝え待っていた。しかし先に到着した犬丸に掴みかかられたため真田が振り払ったところ、犬丸は倒れたまま動かなくなってしまう。そこへやってきた川勝が安否を確認すると、犬丸がすでに絶命していることが分かった。そこで二人は山に遺体を埋めることにする。川勝の助言でアリバイも作り安心していたところに、湯川さおりが現れた。さおりは犬丸に騙し取られた三千万を取り返そうとしており、犬丸が真田の家に入っていくのを見ていた。「犬丸を出さないのであれば警察に通報する!」と言い出したため、真田は三千万をかわりに支払うことでその場を収めることにする。しかし、犬丸に強請られている件について小五郎に依頼しているのをすっかり忘れていたのだった。
話を聞いていたコナンと小五郎は、タイミングよく事が運びすぎていると考え……。

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