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#1063

狙われたひよこ鑑定士

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草野鶏卵工場にやってきたコナン、蘭、小五郎。初生雛鑑別師、通称ひよこ鑑定士の全国チャンピオンである難波仁志は「この数週間おかしなことが続いている」と小五郎に相談してきたのだ。内容は、歩いていたらゴムまりのような砲丸が飛んでくる、居眠りしていたら遠くから虫眼鏡で手を焦がされる、スマートフォンが爆発するなどといった奇妙なものばかり。狙われる心当たりもないということで、小五郎は原因の究明と難波のボディーガードをすることになったのだった。
工場の人たちに話を聞きに行くと、社長の草野三郎は「実績も人柄も最高で、誰かに狙われるなんて考えられない」と語るが、同僚の初生雛鑑別師・中村隆司は「外面はいいが……」と含みを持たせた返答をする。経理の平沢真美子に紹介され、雑誌記者の北沢一正に話を聞くことになり、そこで業界のレジェンド・岡部雄二の話題が出てくる。岡部の華々しい記録と比べると難波は「腕が悪いわけではないが、最盛期の岡部に比べると足元にも及ばない」という評価らしい。
午後からの講演にボディーガードのためついていったコナン、蘭、小五郎は、そこで難波が実際に狙われた現場を目撃して……。

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