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#R129

花時計は知っていた(デジタルリマスター)

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長くかかった米花公園の花時計の修繕が完了し、お披露目の式典が開かれることになる。そのイベントの中でバトントワラーを演じる小学生の一人に選ばれ、毎朝、花時計の前で練習に励んでいる歩美。ところがここ数日、そこへ怪しげな人物がやってくるらしい。イベントの開催まであと二日と迫ったその日、コナンは灰原、元太、光彦と様子を見に来ていた。しばらくすると、大きめのコートを羽織り、麦わら帽子を被った男がやってくる。注意するために近づいた元太と、それを止めに入ったコナンに、男は酒臭い息を吹きかけてくる。どうやら酔っているようで、その後も高いところに上るなど奇怪な行動を繰り返していた。
翌朝、歩美は同じ場所で練習を開始。コナンたちは男を警戒しつつ練習を見守る。この日、男が姿を現すことはなく一安心するが、時計の盤面の近くにいた歩美が悲鳴を上げる。コナンが駆け付けると、そこには昨日の男の遺体があった。盤面の石でできた「6」に頭を打ち付けたようで、付近の花は荒らされていた。手には酒の瓶、コートには赤や黄色の塗料が付着し、男の頬からは出血。その傷は花時計の長針がかすめた時にできたもののようだ。
現場に到着した目暮警部たちは捜査を始め、高木刑事が展望台の上で男の靴の片方を発見。コナンを迎えに来た小五郎は「男が酔っ払って足を踏み外し、展望台から落下した」と推理するが……。

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