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#R103

招き三毛猫の事件(前編)(デジタルリマスター)

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 コナン、元太、歩美、光彦は喫茶ポアロで店員の榎本梓が取材を受けた雑誌を見せてもらう。雑誌には梓が三毛猫の大尉を抱く写真が掲載され、説明文には大尉君と書かれていた。梓は野良猫の大尉を飼い始めたが、最初から首輪が付いていたため、飼い猫だった可能性は大。梓は雑誌を見た飼い主が自分の猫と名乗り出てくる事を期待していた。そして期待通り、飼い主を名乗る人物が現れるが…。困った事にフリーターの雨澤章吾、会社社長の益子貞司、主婦の舎川睦実と飼い主候補は3人も現れてしまう。
 コナンは3人も飼い主が現れたのは大尉が特別な三毛猫だからと気付いていた。誰が本当の飼い主か見極めるため、小五郎も交えて3人から個別に話を聞く事に。梓はその間に自宅にいる大尉を迎えに行く。舎川は2ヵ月前、家族旅行の際に知人に猫を預けたと説明。知人が目を離した隙にいなくなってしまったらしく、舎川は5年前に猫と孫娘と撮った写真を見せる。コナンは妃英理から預かっている猫のゴロを離してみるが、舎川の方には近づこうとしない。安室透が大尉に去勢手術の痕がある事を伝えると、舎川は一晩入院して、抜糸まで1週間かかったと証言する。
 益子は4ヵ月前の引っ越しの時にケージに入れて引っ越し業者の車に積んだが、降ろす時にケージからいなくなっていたと説明。益子は他界した妻と猫が写っている写真を持参していた。安室は益子がゴロを抱くと同時にくしゃみする姿に注目する。去勢手術の話になると、益子は妻に任せていたと証言。だが、猫がパラボラアンテナのようなモノを首に付けていた時は覚えているという。
 雨澤は半年前に放し飼いにしていた猫が急に帰ってこなくなったと説明。ゴロは両手を広げる雨澤の胸に飛びつき、雨澤は猫に好かれる体質とアピールする。去勢手術の話題になると、雨澤はもらった猫だからそれ以前の事はわからないと答える。コナンは大尉がメスだとウソをついて反応を確認。雨澤は顔色が変わって自分の猫じゃないかもと言い出すが、元太たちがオスだとすぐに訂正する。
 コナンはすでに3人の誰が本当の飼い主かを特定していた。この後、梓が大尉を連れて皆が集まる探偵事務所にやってくる。大尉は3人の真ん中にいる雨澤の胸に飛びつく。雨澤はやっぱり自分の猫だったと主張して大尉を連れ帰ろうとするが、コナンは咄嗟にウソをついて雨澤を呼び止める。そしてコナンは一発で飼い主がわかる方法があると言って実験を開始。それは扉の外に大尉を置き、1人ずつ歩いて扉の内側に立つという実験。猫は耳が良く、飼い主の足音をちゃんと覚えているのだ。この実験と話から特別な三毛猫、大尉の本当の飼い主が見つかり、騒動は一段落するが…。1週間後、コナンたちが飼い主に呼ばれて大尉に会いに行くと、飼い主はマンションの部屋で頭部から血を流して倒れていた…。

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