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#R95

太閤恋する名人戦(後編)(デジタルリマスター)

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 名人戦中の羽田秀吉のもとに首なし棋士と名乗る犯人から恋人の宮本由美を誘拐したという脅迫文が届く。コナンは第二局の暗号を解読し、秀吉、光彦、元太、歩美、哀、阿笠博士たちと幽霊坂にある墓地にやってくる。暗号が示しているのはこの墓地にある福島正則の供養塔だった。移動中、阿笠は犯人に心当たりはないのかと秀吉に訊ねる。阿笠は首なし棋士と名乗っている事から犯人は将棋関係者と推理。秀吉は将棋関係者と聞いて、ある男性の事を頭に思い浮かべていた。

 元太は供養塔の裏に将棋盤がある事に気付く。将棋盤には駒が接着剤で貼り付けられていた。秀吉は7三のマスに飛車と一緒に釘で串刺しになった角、同じく重なった金と銀、2枚ある角が気になる。しかし、秀吉はこの第三局の暗号を解読できない。光彦は将棋の駒を全体で見ると数字の「7」に見えると主張。この後、歩美は釘で刺さった飛車の下にある角の駒の横に小さな文字で「見栄っ張り」と書かれている事に気付く。他にも銀の上に載っている金の駒の底に「なまけ者」と書かれていた。

 コナンたちはこの第三局の暗号を解読できずに時間だけが経過。タイムリミットの午後3時まで2時間半に迫っていた。山梨の名人戦の対局場に戻るなら、移動時間も踏まえ、あと30分しか時間は残されていない。しかし、7冠王より由美の事が大事な秀吉は対局場に戻るつもりはなかった。この後、コナンと秀吉は哀たちの何気ない会話からこの盤上の駒が意味している事を解読し、由美が首なし棋士に囚われている場所を特定する。コナンと秀吉は由美が杯戸町にいると確信していた。

 この将棋盤が意味しているのは7つの大罪。元々、7つの大罪は暴食、色欲、強欲、ゆううつ、憤怒、怠惰、虚飾、傲慢の8つだったが、虚飾が傲慢に、ゆううつが怠惰に含まれ、新たに嫉妬が追加されて今の7つになったという。コナンと秀吉は釘が刺さっている飛車が傲慢、下の角が虚飾と推理。傲慢は英語にするとプライドで、コナンはホテル杯戸プライドに由美は監禁されていると推理する。この後、コナンたちがホテル杯戸プライドに到着すると、フロント係が連れの方に頼まれていると言って秀吉を客室の1つに案内。その部屋では秀吉が犯人として思い浮かべていた男性が待っていた…。

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