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#893

星付きレストランの謎

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小五郎はコナン、蘭を連れ、湖畔にあるクッチーナ・エイゴにやってくる。口石英吾がオーナーシェフを務めるこのお店は予約が取れない程、大人気のレストランだった。夕方、小五郎たちが入店すると、テーブルの1つには始まったばかりらしい5人分のディナーが供されていた。だが、肝心の客たちの姿はなく、置かれたスマホには男女5人が別の場所でパーティーをしている姿が映っていた。コナンは19世紀に起きた有名な未解決事件、メアリー・セレスト号事件と状況が似ていると感じる。

 この後、コナンたちはカウンターの中で頭から血を流して倒れている口石を発見。小五郎が消えた客の事を訊ねると、口石は裏口を指し示す。裏口のドアには「呪」と書かれた紙が貼られ、裏口からは5人の足跡が10m先の湖に続いていた。この後、目暮警部たちが捜査を開始。口石は昨日、恩田交易から予約があったと証言。1時間前に来店したのは役員の加納幸三と江国光代、社員の佐原徳郎、 池谷一樹、真中香織と判明する。口石はオードブルやスープを出した後、調理中に背後から殴られたと証言。口石は意識を失う前、ドアに紙が貼られ、5人が出ていく姿がぼんやり見えたという。

 コナンはテーブルを見て、オードブルの最中なのに1人だけデザートを食べていた事に気付く。コナンは他にも現場の状況にいろいろと違和感を抱く。この後、恩田交易が3年前に会社ぐるみで貴金属の密輸を行っていた容疑で捜査を受けていた事が判明。重役の口石兄吾は「全て自分が1人でやった」という遺書を残して自ら命を絶ったという。コナンたちはシェフの口石と名字が同じ事に驚く。蘭はスマホを見て、店のブログに「呪」の紙がアップされている事に気付く。口石はいつの間にか姿を消し、キッチンの冷蔵庫には同じ「呪」の紙が貼られていた。目暮は朝まで待たずに湖の捜索を始める事に。

 コナンは2枚の「呪」という貼紙の裏を見てハッとなる。2枚の裏に書かれた幾何学模様のような線を重ねると地図になるのだ。コナンは地図を見ながら高木と山あいの道を進み、口石が所有する倉庫を見つける。そして、コナンたちは倉庫の中で縛られた5人を発見。5人は靴を履いておらず、コナンは湖に続く足跡は口石がつけたと推理する。コナンは口石が殴られた頭のケガも自作自演と睨んでいた。

 翌朝、恩田交易社長の恩田輝明は貸金庫サービスにやってくる。そこで待ち伏せしていたのはナイフを手にした口石だった。恩田は口石が3年前に密輸の罪を被って自ら命を絶った兄吾の息子だと察する。そこに小五郎と目暮がやってくる。救出した5人からこの貸金庫サービスの場所を聞き出し、高木を介して小五郎たちをここへ誘導したのはコナンだった。この後、コナンは物陰から小五郎に向けて麻酔銃を発射。眠りの小五郎の推理ショーが始まり、今回の謎めいた事件の全容が明らかになる。

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