事件ファイルCASE FILE
三つ子別荘殺人事件(デジタルリマスター)
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コナンと蘭は鈴木園子に連れられ、伊豆にある鈴木家の別荘にやってくる。コナンたちが鈴木家のプライベートビーチにいると、そこに富沢雄三が現れる。雄三は富沢財閥会長、富沢哲治の三男で、園子の姉、鈴木綾子のフィアンセだった。鈴木財閥と富沢財閥は仲が良く、別荘も隣同士だった。雄三は綾子を父や兄弟に紹介する予定。兄弟は明日別荘に来るが、哲治はすでに別荘にいるはずだという。園子は哲治に挨拶するため、ひとまず鈴木家の別荘に戻り、その後にコナンと蘭、雄三も続く。
園子が玄関のドアを開けると、そこには綾子と哲治が立っていた。哲治は自分の別荘の衛星放送の調子が悪く、鈴木家の別荘までテレビの野球中継を観に来たのだ。コナンたちは哲治と一緒にテレビで野球を観戦する事に。哲治はテレビを観ながら息子たちの事を愚痴る。長男の富沢太一は跡を継がずに小説家になり、次男の富沢達二はどこの馬の骨ともわからない女性と結婚したという。哲治は自分の会社に勤めず、絵を描く雄三にも呆れていた。この後、雄三は仕上げるイラストがあってアトリエへ行く。
哲治は試合終了までテレビ観戦。哲治は応援する鹿児島ファルコンズの勝利に大喜びして別荘に戻る。時刻は午後11時半だった。この日、台風が沖縄から北上し、外は激しい稲妻が光っていた。その時、突然、電気が消えて別荘が真っ暗に。富沢家の別荘も明かりが点いてなく、綾子と園子は雷の影響で停電になったと察する。その直後、外から悲鳴が聞こえ、コナンたちは窓から外を確認。稲妻に照らし出されたのは石を振り上げて打ちつける雄三の姿だった。コナンたちは雄三を追うが逃げられてしまう。別荘の前庭では頭から血を流した哲治が絶命していた。コナンは哲治の手首に腕時計がない事に気付く。
翌日、蘭たちは雄三が哲治を撲殺する姿を目撃したと横溝刑事に伝える。そこに雄三、次男の達二、長男の太一がやってくる。コナンは3人の顔を見て困惑。雄三、達二、太一は同じ顔をした三つ子だった。容疑者は雄三、達二、太一の3人になり、横溝は犯行時刻のアリバイを確認。達二は昨夜、会社の出張で沖縄にいたと証言する。太一は昨夜の午後11時34分に富沢家の別荘の電話に留守電を残していた。野球結果について話す留守電で、太一は野球を観ていた証明になると主張する。雄三は昨夜アトリエにいたと証言。徹夜前に仮眠していた雄三は11時半に友人に電話で起こしてもらったという。
この後、達二が本当は昨夜、東京に戻っていた事が判明。達二は婚約者と一緒にいたと証言を変える。コナンは太一の試合についての発言の間違いを指摘。太一はテレビ中継を見ていたが、途中から試合終了までパチンコ屋のラジオで中継を聞いたと証言を変える。コナンは3人の誰かがウソをついていると推理。コナンは犯人が哲治の腕時計を外した理由に気付き、犯人、アリバイトリックを見破って…。