事件ファイルCASE FILE
初恋の人想い出事件(前編)(デジタルリマスター)
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コナン、蘭、園子が工藤新一の自宅を掃除していると、そこに内田麻美が訪ねてくる。麻美は蘭たちが帝丹中学1年の時、生徒会長の先輩だった。現在、東都大学文学部1年の麻美。今度の週末、推理研究会の仲間が別荘を借りて麻美の誕生日会を開くらしく、麻美は新一を招待するためにやってきたのだ。麻美は新一が家を留守にしていると知ると、新一が4年前の告白、初恋の事を忘れた事を残念がる。蘭は初恋という言葉に動揺し、園子は中1の時、新一が麻美に言い寄ったという噂を聞いた事を思い出す。
コナン、蘭、園子は付き添いの小五郎と共に貸し別荘で行われる麻美の誕生日会に参加する。麻美と共に参加したのは推理研究会の部長、沢井学と副部長の早川智子、文学部2年の宮崎千夏と野口茂久、文学部3年の森本喜宣だった。皆は楽しく会話をして夜を過ごし、午前0時が近づくと智子たちは麻美の誕生日ケーキを用意。そして、午前0時に文学部教授の高村雅夫からお祝いのFAXが届く。千夏は麻美に声をかけるが、麻美はリビングのソファですっかり眠り込んでいた。沢井たちは明日ケーキを渡す事にし、麻美を残して予約した駅前のカラオケへ行く事に。
皆はカラオケを楽しむが、蘭は新一の初恋の相手だった麻美の事を考えていた。蘭は才色兼備、文武両道、思いやりがあって人望もある麻美には敵わないと落ち込む。午前3時前、小五郎はトイレからカラオケの個室に戻って人数が減っている事に気付く。数人が公園のトイレや隣のコンビニに行っているのだ。そして午前3時、皆はそろそろ別荘に戻ろうという話になる。
その時、沢井は店の窓から外を見て、山の中腹の赤い炎に気付く。借りたの別荘が火事になっていたのだ。まだ麻美が寝ている可能性もあり、小五郎たちは車に乗って急いで別荘に戻る。麻美が外に避難した形跡はなく、蘭は麻美を助けるため、炎上する別荘へ駆け込み、コナン、沢井もその後に続く。そして、蘭とコナンはリビングで横たわる麻美を見つけて…。
蘭は病院のベッドで目を覚ます。麻美も無事に救出され、横のベッドで寝ていた。無我夢中で麻美を助けた蘭。安全な方へと誘導してくれたのは沢井だった。別荘の出火時刻は午前2時50分頃。消防隊員はケーキのローソクが出火の原因と考えていた。消し忘れたローソクが何かの拍子に床に落ち、そこから散らばっていたプレゼントの包み紙に引火。それがカーテンに燃え移った可能性が高かった。だが、智子はローソクの火をきちんと消したと主張し、小五郎は麻美が火をつけた可能性もあると疑って…。