事件ファイルCASE FILE
TVドラマロケ殺人事件(デジタルリマスター)
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人気アイドルの沖野ヨーコが主演するテレビドラマのロケが米花神社で行われ、小五郎はコナン、蘭と共にロケを見学する。小五郎は推理監修として撮影に協力しているのだ。撮影の合間に二枚目俳優の那智真悟はスクリプターの豆垣妙子に声をかけ、今度食事しようと誘う。監督の権藤武敏はそんな那智に注意し、妙子がADの島崎裕二と来月結婚する事を教える。
蘭が妙子と島崎の結婚を祝福していると、撮影助手の安西守男が水を差す嫌味な発言をする。この時、安西の腕時計からピロロロと奇妙な音が流れる。安西は先月アメリカで購入したこの腕時計を自慢して去っていく。そこに妙子の祖父である神主の豆垣久作がやってくる。ロケ場所の米花神社は妙子の実家だった。蘭はコナンを連れて那智にサインをもらいに行き、安西が那智を強請っている現場を目撃する。
夜、スタッフが宿泊する神社近くの旅館の大広間で宴会が行われ、小五郎たちも参加するが、米花ホテルに泊まる那智だけは不参加だった。途中、安西はカメラの手入れがあると席を離れ、妙子も実家に用事があると席を立つ。そして午後9時45分、島崎はタバコを買いに出掛け、午後10時にはコナンと蘭、ヨーコがコンビニへ買い物に行く事に。この時、コナンは安西の部屋から流れる腕時計のアラーム音に気付く。旅館の戸口から出たコナンたちは門の方に歩く安西の後ろ姿を見かける。安西は門を出てすぐに曲がり、姿は見えなくなる。その直後、ひどく驚いた様子の妙子が旅館の中へ入っていく。
コンビニの帰り、コナンたちは米花神社から逃げていく人影を目撃。コナンたちが境内に行くと、そこでは安西が絶命していた。遺体の傍らには安西の帽子とベスト、少し離れた所には血まみれのナイフが落ちていた。ナイフは撮影の時に使ったもので、コナンはドラマ関係者が犯人と考える。遺体の手元には血でコマイヌとダイイングメッセージが書かれていた。この後、目暮警部たちが捜査を開始。犯行時刻は安西が旅館を出た10時から遺体が発見される10時半の間。小五郎はコマイヌから神社を連想し、神主の孫の妙子を疑うが、蘭は安西と入れ替わりで妙子が旅館に戻ってきたと証言。それ以前の1時間の行動は不明だが、目暮は妙子の犯行は不可能と考える。
島崎は9時45分にタバコを買いに行き、30分後に旅館に戻ったと証言。那智は10時までホテルのバーにいて、それ以降はホテルの部屋にいたという。この後、安西の部屋から那智の写真が見つかる。それは那智がラブホテルから既婚者の女優、秋山律子と出てくる不倫の証拠写真だった。安西はこの不倫をネタに那智を強請っていたのだ。小五郎、目暮は動機がある那智を犯人と疑う。コナンはダイイングメッセージのコマイヌが示す意味がわかれば決定的な証拠になると考えて推理を巡らせるが…。