事件ファイルCASE FILE
小五郎の同窓会殺人事件 後編(デジタルリマスター)
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米花大学柔道部の同窓会が行われた温泉旅館で同窓生、由美の遺体が発見される。自殺の可能性が高かったが、小五郎は遺体の不審な点に気付き、誰かが自殺に見せかけて由美を殺害したと推理。小五郎は同窓生の中道、綾城、紀子、大村の中に犯人がいると考える。だが、由美の死亡推定時刻の午後3時。中道は3時から6時まで卓球場にいた自分たちに犯行は不可能と考える。
唯一、卓球場から出たのは5時過ぎにトイレに行った大村のみ。だが1分足らずで戻ってきたため、大村の犯行は不可能。中道は外部から侵入した人物の犯行の可能性も十分あると考える。蘭は由美を起こすために旅館に戻って中道、綾城と紀子と会った時の事を回想。その時、中道は大浴場に入り、綾城と紀子は露天風呂に入っていたという。この後、大村はトイレに行った時、由美を見たと証言する。それは死亡推定時刻の2時間以上も後の事で、大村は由美の幽霊を見たのかもしれないと怯える。
小五郎たちが話していると、旅館の主人が何かあったと察してやってくる。コナンは小五郎と主人の会話から、ある人物が妙な事を口走った事に気付く。小五郎は外部犯ではなく、内部の人間、つまり親友の中に犯人がいると確信。そして小五郎はこの事実に怒りを感じ、自分が事件の真相を必ず暴くと誓う。コナンも小五郎と同じ考えで、すでに犯人の目星をつけていた。だが、その人物には犯行当時、皆と一緒に卓球場にいたという完璧なアリバイがあった。
コナンは拳銃の引き金に指がかかってなかった事、下着をつけていなかった事、大きい浴衣に着替えていた事など、由美の遺体の気になる点を整理する。そして、コナンは犯人が由美を着替えさせたかもしれないと推理する。この後、コナンは廊下にある弁慶の仁王立ちの置き物に目を留める。この旅館の名前は「弁慶」で、コナンはたくさんの矢が刺さり、立ち往生した弁慶の姿を見て犯人のトリックを見破る。コナンは近くにいる小五郎に麻酔銃を発射しようとして思い止まる。コナンは自分でこの事件の真相を暴くと誓った小五郎に事件を解決してもらうため、それとなくヒントを与えていって…。