事件ファイルCASE FILE
小五郎の同窓会殺人事件 前編(デジタルリマスター)
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繁華街で銀行強盗に遭遇したコナン、小五郎、蘭。小五郎はコナンのサポートを受け、拳銃を持った強盗を捕まえる。そこに小五郎の米花大学時代の同窓生、堀越由美が偶然通りかかる。由美は今度行われる米花大学柔道部の同窓会の参加メンバーだった。小五郎は捕まえる時に路地に転がった拳銃を捜すが見つける事ができない。数日後、小五郎は同窓会の参加するため、コナン、蘭を連れて温泉旅館を訪れる。参加者は先日会った化粧品会社の由美、千葉県警の中道和志、高校体育教師の綾城行雄、綾城と結婚した綾城紀子、模型店経営の大村淳。皆は昔話に花を咲かせ、学生時代に中道と由美が付き合っていた話題に。2人は大分前に別れたらしく、中道は見合いした上司の娘と結婚する事を打ち明ける。
この後、皆は午後6時半の花火大会まで卓球をする事に。だが、由美だけは疲れたので休むと言って部屋に戻る。そして午後6時過ぎ、皆は卓球を止め、小五郎とコナン、蘭、大村は先に花火大会の会場へ場所取りに向かう。途中、蘭とコナンは由美を起こし忘れた事に気付いて旅館に引き返す。コナンたちは由美がいる201号室のドアをノックするが返事はなく、そこに花火前に風呂で汗を流していた中道がやってくる。由美の寝起きは最悪らしく、中道は起こすのは止めた方が良いと蘭に忠告する。この後、コナンたちは土産物売り場にいる綾城と紀子と遭遇。綾城たちも風呂で汗を流していたという。
旅館を出たコナンと蘭は小五郎たちと合流する。大村ははぐれた中道、綾城、紀子を捜しに行くが、皆が会えないまま花火大会は終了。皆は旅館の宴会場に集まって夕食を食べる。だが、由美は宴会場に現れず、皆は201号室の様子を見に行って絶命した由美を発見する。由美の側頭部は銃で撃ち抜かれ、右手には数日前に消えた拳銃を持っていた。中道は絶命していると判断して警察を手配。だが、警察の到着は遅れるらしく、小五郎と中道が由美を検死する事に。小五郎は由美が下着を付けていない事を不思議に思う。コナンは由美が小さいサイズの浴衣を着ていたのに今は大きいサイズを着ている事に気付く。拳銃を握っている指は引き金から外れたまま固まっていた。
小五郎は死後硬直の状態から死後7時間以上経っていると判断。7時間前は午後3時、小五郎たちが由美と別れて卓球場に行った頃だった。どこか思いつめた様子だった由美。自殺の可能性が高かったが、小五郎は頭の傷口近くにあるはずの火傷の跡がない事に気付く。オートマチックの銃は撃ったと同時に次の発射ができるように撃鉄が起きる構造になっているが、拳銃の撃鉄は落ちていた。つまり、何者かが由美を撃った後、撃鉄を戻した事になる。小五郎は誰かが自殺に見せかけて由美を殺害したと推理。犯人はこの旅館の小五郎たちのグループの中にいる可能性が高かった…。