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蘭へのラブレター[デジタルリマスター版]

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 下校の時、蘭は学校の下駄箱に自分宛の手紙が入っている事に気付く。差出人はS・Hとイニシャルのみだった。蘭がうろたえていると、そこに園子がやってくる。園子は手紙に気付き、蘭は園子と一緒に校庭の木陰で手紙の内容を確認する事に。手紙は「蘭先輩のことを思うと、胸がドキドキして夜も眠れません。明日の放課後、米花公園の噴水前で待っています」と書かれた人生初のラブレターだった。
 この後、蘭たちが体育館の近くと通ると、入口の前に竹刀を持った剣道部OBと思しき若い男性が立っていた。蘭は男性の何か決意を秘めたような表情が気になる。そして蘭たちは校門を出た直後にコナンと遭遇。コナンは蘭がラブレターをもらったと聞いて激しく動揺する。そして帰り道、コナンたちは遠野ゆり子(とおの)の家から巡査が出てくる場面を見かける。ゆり子は帝丹高校のOGらしく、コナンたちはゆり子から話を聞く事に。ゆり子は1年前に夫を亡くし、1人で息子の優太を育てていた。
 ゆり子は優太と共に午後1時から2時間ほど外出し、その間に空き巣に入られたと告白。不思議な事に現金が入った封筒は触られていたがそのまま。日記帳は読まれた形跡があり、夫の仏壇には線香があげられていたという。何も盗まれていなかったが、ゆり子は気味が悪いので警察を呼んだと明かす。コナンは話を聞いて、犯人はゆり子か夫、または両方の知り合いの可能性が高いと考える。
 コナンは夫とどうやって知り合ったかをゆり子に訊ね、2人は帝丹高校の同級生だったとわかる。日記に書かれていたのは、夫に先立たれても一生懸命に生きるゆり子の日常。ゆり子は自暴自棄になって自殺を考えた事もあったと打ち明ける。コナンは犯人がこの日記を読み、犯行を思い止まったと推理。犯人にとってゆり子は特別な存在の可能性が高かった。
 そして高校時代にゆり子にラブレターを渡した永井修平(ながいしゅうへい)が容疑者として浮上。卒業アルバムで永井の顔を確認した蘭は驚いて声をあげる。永井は先ほど体育館の前に立っていた男性だった。ゆり子は永井が人生うまくいっていないという噂を耳にした事があるという。コナンは永井が体育館の前にいた理由を探るため、さらに日記の内容をゆり子に確認。すると、驚きの事実が明らかになり、コナンは新たな事件が起きる危険があると判断。コナンたちは永井の行方を追うが…。

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