事件ファイルCASE FILE
大怪獣ゴメラ殺人事件(デジタルリマスター)
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コナンと歩美、元太、光彦の少年探偵団は阿笠博士に連れられて映画の撮影所にやってきた。映画「大怪獣ゴメラ」の監督・三上が阿笠博士の友人だったのだ。ゴメラ役の俳優・松井が案内役を買って出てくれ、子供たちはミニチュアの町のセットや、ゴメラの着ぐるみを見て大喜び。しかし、映画スタッフたちは暗い顔。実は、今回でゴメラシリーズの打ち切りが決まっているのだという。そんな中、たくさんの怪獣の着ぐるみが置いてある倉庫で、ゴメラの顔を隣室に取りにいった松井の悲鳴が!松井は足にケガをし、ゴメラに刺されたという。逃げたゴメラを追って、コナンたちはスタジオが見渡せる部屋に。するとセット中央に、ゴメラを打切ると言っていた亀井プロデューサーの姿が。亀井は背後から、何者かに刺され、コナンたちが駆けつけた時は絶命していた。コナンはペンキの缶がひっくり返り、ペンキを踏んだゴメラの足跡がくっきりとついているのを見つけ、後をたどっていく。ゴメラの足跡は廊下を抜け、階段を上り、屋上に通じるドアの前まで続くが、屋上には足跡もなく、ゴメラの姿は消えてしまっていた。コナンがふと下を見ると、ゴメラは地面に落下して炎上している。燃えたのは、返り血を浴びたゴメラの着ぐるみだけだった。そばに凶器の刃物が落ちているが、中に入っていたはずの人間の姿はどこにもない。目暮警部は、亀井が刺殺された前後の時間のアリバイを確認するが、三上、松井、妖精役の坂口友美以外のスタッフは全員阿笠博士と一緒に試写室でラッシュを見ていたという。部屋を4~5分出ていた美術の安達。ケガを負った松井。コナンたちとゴメラが逃げ出すところを目撃している坂口。一人でコンテのチェックをしていたという三上。犯人は犯行時刻に試写室にいなかった者の中にいる。だが、どこで姿を消したのかわからない。コナンは足跡をもう一度たどり、屋上の一階下の踊り場でゴメラのシッポの跡が消えているのを発見する。元太たちはゴメラが怒ってシッポを立てて上がっていったと思い込むが、コナンはこれで犯人へのヒントを得る。さらに、撮影用の刃物が入れてある箱に本物の刃物が紛れ込んでいるのを見つけたコナンは、阿笠博士を身代わりに立て、全員を足止めして謎解きを始める。