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闇の男爵殺人事件・解決編(デジタルリマスター)

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 江原の遺体を安置していた事務室でナイトバロンに襲われた警官は空手の達人だったという。いくら不意をつかれたとはいえ、簡単に殴り倒せる相手ではない。さらに、コナンと蘭が佐山と一緒にエレベーターで襲われた時も、ナイトバロンは蘭のキックをかわしている。こんなことができるのは空手の日本チャンピオンだった前田しかいない。逃げるナイトバロンを追わなかったのは、蘭はこのことに気付いていたのだ。前田に憧れ空手を始めた蘭は一人悩んでいた。そして、前田の疑惑を晴らす決意を固める。
 事件の捜査をする小五郎と横溝刑事は、防犯ロックが掛かった密室状態の江原の部屋から犯人が脱出した方法が分からず悩んでいた。コナンは防犯ロックの先端にセロハンテープの切れ端が残っていたことから、部屋の外からロック、を掛ける方法に気付き、小五郎たちに教える。あとは犯行時刻の夜10時頃のツアー参加者たちのアリバイだ。次々とアリバイが確認される中、パソコン通信をしていたという今野と、直前までコナンたちと一緒にいた前田の2人がアリバイが確定できない。そこに息を切らせて走ってきた蘭は、前田のアリバイ証人を見つけたという。ファンに頼まれたサインに10時3分と時間まで書き入れていた。こんな完璧なアリバイをなぜ前田は申告しなかったのか。
 考え込むコナンの足元に江原の万年筆が転がっていた。江原が転落死していた場所とはかなり距離がある。万年筆だけ風に飛ばされたというのか?現場の屋外レストランは、夜になると姫風と呼ばれる強風が吹き、江原が転落した時もかなりの強風が吹いていた。ウェイトレスの話から、コナンは風の吹き付けないベランダが一箇所だけあったことを思い出す。謎が解けたコナンは犯人を明かすため、小五郎に麻酔銃を打ち込むタイミングを計る!

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