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大都会暗号マップ事件(デジタルリマスター)

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コナンと同級生三人組は“世界秘宝展”を見学した。「世界にはまだまだ発見されていない秘密の宝がいっぱいあるんだよ」というコナンの話に、元太たちは宝探しへの夢をはせる。と、目の前に風に飛ばされたのか、一枚の紙が落ちてくる。見ると、何かの図形のようだ。暗号のような図形と「ORO」という文字が書き込まれ、謎めいたムードがいっぱい。歩美、元太、光彦の三人はこれを宝の地図だと決めつけ、コナンと四人で少年探偵団を結成し、宝探しを始めようと言い出す。歩美たちは地図の暗号を勝手に解釈しながらも、三人の後をついていくコナンは、その様子をうかがう怪しげなサングラスの男たちに気づく。一人は日本人、二人は外国人らしい三人組で、コナンたちのほうを見ながら、何やら小声で話している。テレビのニュースで、イタリアの強盗団のボスが逮捕され、警察が逃走中の仲間と彼らが奪った金貨の行方を追っていると報じられているが、今のコナンには歩美たちの暴走のほうが心配だ。
コナンは地図に書き込まれた「ORO」の文字が気になっていた。書店に入って辞書を調べると、イタリア語で金を意味する単語だった。どうやら、本当に宝の場所を示した地図だったようだ。コナンは本気で暗号の解読に着手する。紙片に描かれた最初の図形は月見通りを示す標識…。東都タワーから出発して月見通りに沿って、暗号に符合する形のものが順番に点在していた。だが、それも四番目の図形まで。五番目以降の図形が見当たらない。六番目の図形の横には「ORO」の文字が書き込まれている。わざわざイタリア語で書き込みをしているのには、意味があるに違いない。イタリア人が書いたのだとすると、月の図形が日本語の月見通りを指すはずがない。月は本物の月。夜にしか見えないものが描かれているとしたら…。夜空に輝くライトアップされた東都タワー、描かれた図形と同じ形のネオンサイン。少年探偵団の四人は、ネオンをたどって六番目の図形のあるビルまでやってきた。あとは最後の魚の形を探すだけ。コナンの推理が正しければ、この近くに光る魚の見える場所があり、そこに金が隠されているはずなのだ。

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