事件ファイルCASE FILE

キャラクター
ストーリーイメージ
#454

ひっくり返った結末(前編)

最新話 見逃し配信中!

ホテルニューベイカの504号室。小説家の萬田年久は電話をきると部屋の扉を開ける。そこには編集者の島木の姿。島木は締め切りまで2時間しかないと萬田に原稿を催促。萬田は原稿執筆のため、猫のノベルと共に部屋にカンヅメにされているのだ。島木がエレベーターホールで待機していると告げて部屋を出て行くと、萬田はボーイに変装し、ノベルを連れてホテルを抜け出す。

堤無津川の河川敷にあるグラウンドでは、コナンが元太、光彦らと野球をして遊び、歩美と哀は隅で応援している。その脇の土手を帽子にメガネ、マスクで変装した萬田が自転車に乗って通過。萬田は自分の家の向かいに住む弟子の原本高平の家に急ぐ。原本は萬田を家に入れると、原稿が入ったディスクを差し出す。実は、萬田の原稿はゴーストライターの原本が書いているのだ。

自分も作家としてデビューしたい原本は編集者を紹介して欲しいと萬田に頼む。デビュー作の推理小説は完成間際だという。原本はフィギュア、花瓶などのコレクターで、部屋には様々なコレクションが所狭しと並んでいる。原本は抜けていたモノが今日揃ったと嬉しそうに語る。その隙に手袋をはめた萬田は花瓶で原本の頭を殴って殺害。萬田は部屋の扉に「執筆中 入室厳禁」と書かれた札をかける。その時、萬田はノベルがいない事に気付くが、時間が経つと504号室に居たというアリバイが崩れるため、ノベルを置いてホテルに戻る。

萬田は504号室にやってきた島木に原稿を渡す。この後、萬田と島木は打ち合わせのため、タクシーで萬田の家に向かう。車内で次回作はミステリーだと明かす萬田。原本のデビュー作を自分の作品として発表するつもりなのだ。萬田らが帰宅すると、既にノベルが戻っていた。萬田が完全犯罪成立と喜んだ直後、ガシャンというガラスが割れる音が響く。コナンたちの野球の球が原本の家の中に入ってしまったのだ。コナンらは原本の家に向かい、萬田は…。

BACK